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2011/06/02(木)
467 水曜日
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行きつけの小料理屋のママさんは、“魔木(まもく)”と呼ぶ。曜日によってお客の流れは一定しない。大山、小山、それに谷ありなのだが、 どうしても木曜は深い谷になることが多いそうだ。名付けて“魔木”
はたと気付いた。かの店の常連客同士の定例会は木曜。“魔木”の深い谷間の底上げを狙ったか、あるいは、客が少ない中で伸び伸びとしてもらいたい配慮なのか、うーんと唸るばかりのママの采配に脱帽。
不動産業界では、水曜日。これを“魔水”と言うかどうかは別として、日曜営業している業者は、たいがい水曜を定休にしている。
昨日はその“魔水”。業者間では意識が浸透しているので、パタッと動きがなくなる。それにつられてか一般消費者の動きも鈍いのが水曜。
そう言いつつも、昨日、めずらしくフリのお客さんが入って来た。 彼女は車のディラーにお勤めで、水曜定休。アパート探しに最適な休日が、不動産屋の休日と重なり、何ともお気の毒。
目星をつけての来店でした。しっかりしたお方で、9月で2年間の契約満了になるアパートがメゾネット式で広すぎるとのこと。その前に手当をしたいという相談だった。
少し気が早いとも思ったが、そんな要望にも応えるのが“街かどの不動産屋さん”のお仕事。気持ちに寄り添うのも大切な役割です。
ニッチ(隙間)の仕事も大歓迎です。
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