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2011/07/31(日)
526 オヤジギャル
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会員になっていて、毎月「ご飲食券」が送られてくるので、 最低月に1度は訪れている焼鳥屋さん。昭和のテーストたっぷり。
赤い化粧板のカウンター。トイレに行くには、お客に声をかけて、 出っ張った腹を凹ませながらカニのような横歩き……
土曜夜のせいかサラリーマン諸氏に代わり、カップルや女性の2人連れ。極めつけは、奥まったところの唯一の小上がりが、4人組の “女子会”で占められていることだった。
そこは“何とか労組”の幹部らの溜まり場で、運動方針のああだこうだや、不満やらをぶちまける指定席と、私が勝手に決めていた。私的には、そこは聖域。いわゆるノンポリ風のお嬢さんたちに「場違いだ」、「“お嬢(冗)だん”もほどほどに」と言いたかった。
でも、これが時代なのだ。 オヤジたちが足繁く通う焼鳥屋は、世の人々のための素晴らしい場なのだ。敬遠してきた女性が、気付き始めたことは好い事なのだ……
中尊寺ゆつこが20〜30年前に描いたオヤジギャルは、トレンドを一切気にせずダサいものに執着する破天荒なOLゴルファー。ゴルフはダサさの象徴で、焼鳥屋とかのオヤジ御用達のカテゴリーキラーだった。
モデル出身の彼女が描くオヤジギャルは、10等身もあろうかと思えるスレンダータイプで美形。インパクト強すぎ!! 今は静かに、穏やかに、浸食が進んでいるようで……
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