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2011/08/04(木)
530 甚平
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こちらのリクエストに応えて、甚平姿で凛々しく来店してくれました。 「去年も来たんだよね」。記憶にとどめていただいて多謝です。
「ただひたすら来店を待つだけの飲食店って、大変だよね…… 」「営業って、必要だよね……」 などと、喉はカラカラ、もう、しびれを切らしそうになっていた瞬間、先輩が顔を出してくれた。あきらかに異常なボリュームの「いらっしゃい!! 」の、合唱にびっくりしたかも。 それからは、堰を切ったように……
そして、お手製の団扇をもって、お祭りムードたっぷりにおちびちゃんたちの登場。この日はコータロー君の体験入園があった。新しい友達なんかと会ったせいか、特にテンションテンションが高い。体験入園で教わったお遊戯か!? 竿灯の仕草か!?
「去年、竿灯を怖がったのは誰だ?? 」と、意地悪な質問をすると、ユータロー君が「はあい〜 」と小さな声で、かわいい手を挙げた。今年は、団扇を竿灯に見立てて手の平に立てるなど、竿灯の魅力に目覚めた様子だ。
なぜか、この茶町菊ノ丁には町内竿灯がない。昔からそうだったらしい。若者たちは隣の町内の半纏を身にまとって、お祭り好きの血を鎮めてきたのだ。そして、ユータロー君も……
来年は、幼若の半纏を着るのかな!? 伝統だ、妙技だ、などと、大人が主役に受け取られがちだけれど、祭りはやはり子供が主役。おちびちゃんたちが、いきいきと溶け込める竿灯であり続けてほしい。
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