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2011/08/11(木) 537 ゲリラ豪雨
リビングに飾ってある舘岡栗山の絵。
♪ 秋田の国でハ 雨がふっても 傘などいらぬ
手頃の蕗の葉 ひらりと おっていくわい ♪ とある。

昨日の夕方の豪雨は、こんなのどかな降り方ではなかった。

ヒートアイランド現象の影響か、突然の篠突く大雨で、行き場を失った雨水がマンホールの蓋を噴き上げたり、地下鉄の出入り口に流れ込んだりして、帰宅を急ぐOLたちを途方に暮れさせる首都圏のゲリラ豪雨と何ら変わらないような様相だった。

秋田もそんな都市化現象に襲われるようになったのか……

それほど、都市化が進んでいるとも思えないし、規模も小さい。
周囲には豊かな水田があって、田園都市ともいえそうだ。

都市化現象がもたらしたものというよりは、
気候変動がもたらしたものというべきなのでしょうか……

昔から夕立はあった。絵はどことなくユーモラスで、どこか明るさがある。

逃げまどう姿も、「いつもの直ぐ止む雨さ」との安心に裏打ちされた、必死さとは別の慌て方のように見える。余裕があり、楽しむような……

昨日の雨は、そんな余裕を吹き飛ばすゲリラ豪雨。
栗山の世界のような優しい夕立は、遠い昔になったのでしょうか。

2011/08/10(水) 536 オイルの匂い
ここまで分解したら、つなぎはオイルまみれ、手はグリースなどで
まっ黒、鉄臭さやオイルの匂いで充満していたろう……

パソコン、ピンセットなどがなければ、バイクショップの作業場に見えませんか!? メーンフレームが届き、エンジンを仮組みした状態です。

実車に忠実なディティール、もちろんランプは点灯する。
昨夜仮組みして分かったのだが、ブレーキを踏み込むと
ブレーキランプが点灯するスイッチの取り付けもあった。

実車をある程度いじくると、やたらとコードが出てきたことを思い出す。
この1/4スケールでも、やたらとコードが多い。

前輪上部のメーター類があるトップブリッジから、メーンフレームへの
コードのさばき方というか、束ね方が実車と忠実なのがうれしい。

もちろん1/4スケール模型ゆえの実車にはなかったカラクリ、たとえばキックスターターを踏み込むと、エンジンの始動音が聞こえる装置も付加されている訳で、そんな部分のコードのさばきは御愛嬌だが……

メーンフレームに収まった排気管のないエンジン部分。
それをじーっと見ているとレース場のピットのタイヤ交換やら、
部品交換やらの光景が浮かんできた。

それだけ、リアルで緊張感さえ伝わってくるのだ。
オイルの匂い…… これはいい。青春の匂いですね。

2011/08/09(火) 535 立秋
「竿燈が終わると、もう冬だね」などと、らちもないことを書いた翌日に、暑さにげんなりする様を書くのは、気が引けるが とにかく暑い。
朝から暑い。

昨夜は、どこから侵入したのか蚊の戦闘機部隊に襲われた。

急きょ、3巻きの蚊取り線香をいぶして備えたが、真っ暗闇にエンジン音を響かせて急接近したり、逃げ去ったり…… 

飛行帽にゴーグルをした“蚊顔”のパイロットが、憎ったらしい笑顔を浮かべながら操縦桿を握っている姿を思い浮かべては、虚空に手を振り回していた……

8日は暦の上では立秋とはいうものの、夜は蚊、明けると猛暑。
打つ手なしの無力感に襲われるが、気合いを入れ直さないと、竿燈の存在意義もなくなろうというもの。

隣の畑では、朝からオーナーさんが収穫や手入れにいそしんでいた。
そこは、カラス対策の鳥籠。外部からカラスの侵入を防止する究極の“逆鳥籠”

先日頂いたプリプリの朝採りトマトや本当にみずみずしいキュウリはそこからもぎ取ったもの。

毎朝訪れては、秋野菜の構想を描きながら鍬を振るったりしている。
残暑にめげない元気を頂いています。

2011/08/08(月) 534 勝平得之の世界
竿燈の喧騒が去り、日常を取り戻しました。秋田市の夏といえば竿燈。竿燈が過ぎて、みんなの胸に浮かぶものは……

本来から言えば、竿燈は暑気払いや五穀豊穣、先祖供養など様々な思いを込めたもの。これからの残暑を乗り切るため、気合いを入れ直すのが本来の目的だろうが……

“竿燈ウイーク”が過ぎると「秋田の夏は終わり」との思いもよぎる。
祭の後の虚脱感も手伝ってか「もう冬が来るね」。つい無駄口も。

竿燈期間中にイベント会場で大にぎわいの広場からの眺めです。
このにぎわいもあってか、“みらいお休み処”は好評でした。

その中のお客さんの一人が、ニューシティビルが解体され、顕わになった「ここのたたずまいは“勝平得之”の世界だね」とおっしゃった。

ビルに隠れていた昭和の街並みが表舞台に。

ここの会社の建物はというと築100年以上の町家で、明治の風情もたっぷり醸し出している。皆の心に残る懐かしい光景ではないか。

「雪景色となれば、まさに“得之”の世界だ!! 」と彼。
「馬そりなどがあったりして…… 」 それは、タイムスリップし過ぎか。

しんしん降る雪だと趣もあるが、猛烈な地吹雪が発生したら……
これから残暑だというのに、絵にもならない下らない心配をしている。

2011/08/07(日) 533 竿燈最終日
鳥の目になって竿燈を眺めるのは初めて。
一見インベーダーゲームのインベーダーのような、あるいは、天日干しのイカのような輝く物体が、青白く光る屋台を挟んで上下2方向に整然と並ぶ姿は、マグマの流れのよう。

「ピィ〜〜ッ」と、笛を合図に、一斉に頭をもたげる瞬間は、マグマがほとばしる感じ!!少し大袈裟ですが、そんな印象さえ持ちました。

東北人のエネルギーがさく裂する瞬間ですね。それも、こんなエネルギーがあったことに、自ら、あらためてびっくりするような……

今年は、3・11があって、特にそんな印象が強かった。自粛ムードで出足が心配されたが、最終日は史上2番目の人出。このエネルギーのほとばしりが共感を呼んだことは間違いない。

そして、幼若、子若の小さな竿燈が大若に交じって主役を張っている姿は、今の時代は困難といわれる伝承という問題をやすやすとクリアしていることの証。囃子手が子供だったり女子だったりすることもいい。

最終日の雑踏を歩いたが、観客の顔が輝いていた。

祭の華の壮年の技に対する讃嘆だけでなく、次代を担う子若、幼若への励ましや、囃子手の女子たちへの温かな眼差しだった気がする。

東北人の潜在力、世代間を超えた一体感など、
さまざまなものを訴えかけた竿燈でした。

2011/08/06(土) 532 今年の竿燈は高い
今年の竿燈は高い。天気に恵まれ、ほぼ無風。
竹の継ぎ足し、継ぎ足しで、光の稲穂がどんどん腰高になって、
外人モデル並みの脚の長さだ。見上げていると首が痛くなる。

風にもてあそばれることがないので、その分、倒れたり、隣りの竿燈と絡み合うシーンもなく、スリルというか、手をかざして逃げまどうこともない。そんな、不埒な楽しみ方の人には不満かもしれない。

何本も継ぎ足すと、竹のしなりも相当なもの。まさに“実るほど頭を下げる稲穂かな”。グングン伸びて、稲穂がたわむ様は、豊作を約束してくれているようにも見える。

そして、46個の大若の提灯に1文字ずつ
「がんばろう東北」の文字が入っているのもいい。

「がんばろう東北」が、夜空に高々と掲げられる様子は、
被災地の方々への連帯のメッセージであり激励。

物理的に高いということ以上に、被災地に元気を送りたいという、
差し手やお囃子の熱意が伝わってきて、
志の高さというか、気高い何かが感じられた。

伝統のお祭りも、その時々の出来事に無縁ではいられない。
ことしは3・11を抜きにしては語れない。

キーワードは連帯の心意気でしょうか……

2011/08/05(金) 531 ウオーターメロン
キャップを目深にかぶり、スイカをぶら提げて入ってきたご仁。
昨夜の“みらいお休み処”に飽き足らず、
川反へ一緒に繰り出した“戦友”でした。

「いやー 久しぶりに青春をしてしまった!! 」と第1声。私自身は結局、竿灯を見そびれてしまったのだが、彼は久しぶりの竿灯に高揚したらしい。その余韻に浸ろうと、自宅に向かわず私を誘ったのだった。

そして、歌いまくりで夜が更けたのでした。

私も、少し飲み方が度を過ごしたかなぁ〜との反省。これも二人に共通した感覚。かくして第一声の「久しぶりに青春をしてしまった!! 」に丸ごと共感した次第。

かくして、お詫びのスイカが持ち込まれたのでした。
ゴロンと出張販売のスイカと、2つ並ぶことと相成りました。

“お休み処”の奥向きの仕事の大変さは、
世の飲兵衛の旦那さんはご存じのところ。

“お休み処”で羽目をはずした訳ではないが、連れ出した後ろめたさか、準備の大変さを思いやってか、私の女房を気遣いつつ、スイカを差し出すあたり、なかなか出来たご仁。

昨夜は、前日を超える来客でした。竿燈も折り返し、今日も本業も、夜の部も元気にやっております。ぜひお立ち寄り下さい。

2011/08/04(木) 530 甚平
こちらのリクエストに応えて、甚平姿で凛々しく来店してくれました。
「去年も来たんだよね」。記憶にとどめていただいて多謝です。

「ただひたすら来店を待つだけの飲食店って、大変だよね…… 」「営業って、必要だよね……」 などと、喉はカラカラ、もう、しびれを切らしそうになっていた瞬間、先輩が顔を出してくれた。あきらかに異常なボリュームの「いらっしゃい!! 」の、合唱にびっくりしたかも。
それからは、堰を切ったように……

そして、お手製の団扇をもって、お祭りムードたっぷりにおちびちゃんたちの登場。この日はコータロー君の体験入園があった。新しい友達なんかと会ったせいか、特にテンションテンションが高い。体験入園で教わったお遊戯か!? 竿灯の仕草か!?

「去年、竿灯を怖がったのは誰だ?? 」と、意地悪な質問をすると、ユータロー君が「はあい〜 」と小さな声で、かわいい手を挙げた。今年は、団扇を竿灯に見立てて手の平に立てるなど、竿灯の魅力に目覚めた様子だ。

なぜか、この茶町菊ノ丁には町内竿灯がない。昔からそうだったらしい。若者たちは隣の町内の半纏を身にまとって、お祭り好きの血を鎮めてきたのだ。そして、ユータロー君も……

来年は、幼若の半纏を着るのかな!? 伝統だ、妙技だ、などと、大人が主役に受け取られがちだけれど、祭りはやはり子供が主役。おちびちゃんたちが、いきいきと溶け込める竿灯であり続けてほしい。

2011/08/03(水) 529 ウオーターメロンマン
昨年は7月30日に出現したスイカの出張販売トラック。
声色を変えてぶっきらぼうに「スイカッ〜 スイカッ〜 」と
スピーカーをがなりたてて3日遅れでやって来た。

「今年は玉がねぇ〜 」 どうも不作のようだ。県南のスイカ産地の大玉もあったが、ナメクジの白い這い跡の付いたのもある。例年だと選別で落とされるのだろうが、玉不足で、少々のキズがあっても、農家は持ち込んでくるという。

大雪で2週間ほど作付けが遅れたことが、響いているそうだ。

「ウオーターメロンマンを始めて40年なる。いまだにうだつが上がらねぇ〜 」「店は持ってないの? 」「いつ来るかわからない客なんか待ってられねぇ〜 これが一番だ!! 」

今年も床屋のお姉さんが、値段交渉に加わって来た。
「この赤い傷は何? 」「トラックの錆が移ったんだべ! 」「答えになってないっ! 」などのやりとりが楽しい。ウオーターメロンマンで1年分の稼ぎがある訳はない。つい、オフシーズンの仕事を聞きそびれた。

久しぶりに、路上で種を吹き飛ばしながら食べた味見のカットスイカは、もちろん冷えてはいなかったが、甘くておいしかった。

いずれにしても出張販売は商売の原点。
ウオーターメロンマンは人生の円熟期と見た。
稼ぎ時を逃さず、稼ぎに稼ぎまくって、うだつを上げてくれ…

2011/08/02(火) 528 竿燈前日
昨年の竿燈前日の「ひとこと」のカットは設営が終わり、
旅行客たちを待つばかりの観覧席でした。

今年はこのカットを外せない。会社前のニューシティ跡地です。
今朝からスピーカーなど、ステージ周りの設営やら、
椅子の搬入などが静かに行われています。

半分は駐車場、半分はB級グルメフェスティバルが行われるとか……
竿燈大通りから日銀を挟んでいるとはいえ、
竿灯の熱気が直に伝わる立地は最高。

今売出しのB級グルメとのタッグは、新たな客層を掘り起こせるかも。

開業時にあったニューシティは年をまたいで解体。その間に3・11もあり、塔のように残されたエレベーター室が大揺れで、倒れないかと恐怖で見上げたのは、つい4カ月前。今はイベント広場に姿を変えた。

街の営みというか、ダイナミズムを感じる。
そんな思いを抱きつつも、竿燈と目の前で行われるイベントに、
気もそぞろになってしまう。

B級グルメフェスティバルの熱気とソースの匂いを肴に、
冷たいビールでも飲もうか……

昨年のように枝豆と冷たいビールを準備しております。
お気軽にお立ち寄りください。

8月絵日記の続き


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