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2012/07/15(日)
876 畳縁
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フレアバッグと言うらしい。畳の縁(へり)の手作りバッグを、サマーセール中。
素材を知っている人もいれば、昨日お買い上の若い女性は「へーッ!! 」 だから丈夫で軽いんですよ」と、補足したが、“軽い”というのは畳縁の性質上、あまり関係ないか……
もちろん化繊。織り方が絽のようで軽く涼やか。夏にはもってこい。
先週の7日(金)の「ここに技あり」(NHK)で、稲藁から手作りで畳床を作り上げる職人を紹介していた。昔ながらの技法で由緒ある建物が修復される中で、唯一、畳床が機械床だったことに衝撃を受け、一度は絶やした父伝来の技を、復活させたのだ。
1枚の畳床を作るのに2日掛かり。床は数枚構造で、糸で締め上げる前は20センチほどの厚さ。足で踏み固めつつ1000針も縫って5センチの厚さに均等に仕上げる…… 原発被害の福島県が舞台。 廃れかけた技を磨き、さらに伝承しようという気風にも惚れた。
力作業する姿の後ろには、ロール状に巻かれた畳縁が幾種類も並んでいた。 畳縁がバッグの素材になるなんて…… それなりにアレンジされているでしょうが。 脈略がない話で申し訳ありません。番組に触発されたものですから……
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