|
2013/12/30(月)
1409 福来る
|
|
|
九州地区ではフグは濁らせずにフクと言うらしい。福に通ずるからとか。 「福来る」にあやかって、来年が良い年であるようにと……
このフグ料理店は2度目。会社を興した年の秋にお邪魔している。その日は、ホールインワンのお祝いの席が隣。ラッキーのお相伴にあずかり一緒に楽しんだ。
昨夜は家族、職場の忘年会といった方々で席は満席でした。
「カウンター席で良ければ」ということで二人並んでちんまり。調理場と向い合せなので、大将が一人で調理、お運びをする八面六臂の活躍を楽しみながら……
軽快なフットワーク。各種お酒のストックが2階にあるらしく、注文に応じて駆け上がる足音が実に軽やか。トトトトーンという感じ。1回だけトト、カシャーン。 続いて大将から「失礼しましたぁ〜ん」
フグは奮発して“本トラ”。有田焼の絵皿の模様がうっすらと霞むあたりなかなか。 刺身でありながらコリコリした歯切れが絶品。そして何とも言えぬ旨味…… 目で、歯で、味で、と、至福の時を過ごしました。
帰り際に「落ちるのが大将でなくて食器で本当に良かった」と声を掛けると「お恥ずかしい」と照れ笑い。笑って収められたのは何より。笑って新年を迎えよう。
|
 |
|
|