|
2013/07/31(水)
1257 太鼓は牛でなくちゃ
|
|
|
昨夜は久しぶりの外飲み。帰りはいつもの代行さんなので車で秋田駅方面へ。 竿燈大通りでは8月3日から始まる竿燈まつりの桟敷席の準備も整って……
夕方からの街歩きがなかったせいか、遠くから流れるお囃子を耳にしなかった。 例年は竿燈の接近を耳、目で感じていたが、不意打ちを食らったような……
各町内はいつものように提灯を飾り、囃子の練習にも余念がなかった訳ですが。
代行の運転手さんは願ってもないお方。竿燈のお囃子に欠かせない太鼓の製造者で、今年の竿燈に向け3張りの太鼓を新調したという。最後の1張りは、このところ雨模様で乾燥が追いつかず、納品日は2日遅れのぎりぎり明日とか。
牛の1枚皮を使う。ねぶたの太鼓は馬の皮で、鞭のようなばちで叩く。 仮に竿燈のお囃子のように大の男二人が叩くと、ひとたまりもなく破れるそうだ。 竿燈では「バカ叩きするから、牛でないと持たない」
最近ではお囃子の主役が女性やお子さんに。でも筋骨隆々たる男子がほとばしる汗をものともせず、一心不乱に掛け合いで擂り粉木のようなばちを振るう姿は、見て良し、聞いて良し。心が躍る。竿燈の差し手の向こうを張る花形。
それを陰で支えるお方の話は興味が尽きなく…… 楽しみ方がまた一つ増えた。
|
 |
|
|