|
2014/10/11(土)
1693 黒電話
|
|
|
小学生の頃、停電は結構頻繁にあった。すると父が「電話してみれ」と。そうする「どこの変電所が故障で」とか「もう何分ぐらいで復旧します」などと教えてくれた。
当時の電話は黒電話。形の変遷はあろうが、胡坐をかいたカエルのようなどっしり安定感のある形は、その当時としては未来形であり、究極の機能美と思えた。
機能は実にシンプル。単に送話、受話機能のみ。停電には頼りになる存在だった。でもあらゆるライフラインがズタズタになる大災害になると話は別だろうが……
さて、我が家のファクス付き電話の調子が悪い。 まずファクスが送れない、受けられない、紙詰まりは起こすは。 新築した17年前に姉からプレゼントされたものだが、そろそろ寿命かと……
ある日、電話が掛かってきた。ファクス付き電話は無音。で、それに念のため接続していたとてもシンプルな電話が鳴っている。なんと通話もできるのだ。 シンプル・イズ・ベスト!!!
という訳で通常の電力を必要とするファクス付き電話は完全に成仏した模様。 で、送話、受話の機能だけのこの電話が我が家の通信ツールとして鮮やかな復活を果たしたのでした。
ファクスは会社で受ければいいし…… 電話の愛称は“黒電話”です。
|
 |
|
|