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2014/08/26(火)
1647 唐茄子
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23日(土曜)の午前9時55分。隣の畑のオーナーからカボチャを頂いた。いつもは庭を通ってリビングに持って来るとか、玄関先にレジ袋に入れた野菜を置いてくれたりするのだが、その日は寝室にいる私と窓越しに目があってしまって……
地面を這っているカボチャの蔓から、一個を拾い上げ、窓の方に近寄ってきた。 80歳近い方に、目よりも高い位置に重いものを上げさせるのに躊躇したが……
「形は悪いけど、味の良いカボチャだから食ってけれ」と窓越しに手渡してくれた。 ずっしり重いのと、熱いのにびっくりした。
日の出からこれまでの間に太陽の熱を吸収して、驚くほどの熱なのだ。
自発的な“体温”ではないと思う。昼夜の気温変化や、直射を受けるかどうかによって上がったり下がったりするのだな、と。太陽の恵みを受けて肥大するカボチャは、スーパーのラッピングされた1/2カットのように冷たい手触りではないのだ。
これが生きている証なんだと、妙に納得して感触を大いに楽しませてもらった。
植物にも体温はあるそうです。動物のよう生きるための基礎代謝があり、気温の下がる夜や冬にはエネルギー消費を多くして、結果的に体温を維持するのだと。
畑の生り物って健気ですね。いろいろ教わりながらおいしく頂きます。
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