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2014/09/30(火)
1682 一手間
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秋晴れの畑を眺めた。春から見慣れた顔をしっかり覆う帽子をかぶった畑のオーナーが何やら作業をしている。
「○○さんがいるよ」と私。意図が分かって「2房でいいかな」と。
先日、平鹿地区のリンゴ農家に嫁いだ女房の従妹からブドウが届いたばかり。 お裾分けのお返しにと。
「自転車のかごに入れました」と女房が声を掛けるが、オーナーは補聴器を切っているのでなかなか気が付かない。肩を叩くぐらいに近づいて同じことを話す。 するといつもと同じ言葉が返ってくる。
「かえって迷惑かけて…… 」「そんなことないです。いつも美味しくて」 何と爽やかで気持ちのいいマンネリでしょうか。
オーナーは採ったばかりのミョウガとササギをその場で持たせてくれた。 「何か貰いにきたみたい」。これもマンネリ。 「ミョウガは花が咲き始めてそろそろ終わりだ」と。
写真を撮るためにミョウガにポーズをつけた。手に砂がいっぱいついた。いつも下さるミョウガには砂などはついてなく、切り口も揃っている。私たちに下さるために、いったん家に持ち帰り洗ったりして一手間をかけているのだ。有難いことです。
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