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2015/05/16(土)
1910 熟練技
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交差点に幅60センチ、深さ1メートルほどで直線に掘った溝。 まるで塹壕のようだが、その上に鉄板を渡している。 車が上を通過するたびにゴトンゴトンという音とともに、振動が伝わってくる。
会社付近で、古いガス管をポリエチレン製の管に交換する工事が進んでいる。
つい先ごろまでは100メートルほど先で工事をやっているな、という位の感覚だったが、あれよあれよというまに、会社脇の信号付きの交差点まで迫ってきた。
外遊びのついでに穴掘り工事などを、興味しんしんで眺めていたガキのころは、ほとんど手掘り。機械力でほぼ垂直に無駄なく掘り進むのとは違って、かなり無駄に大きく掘っていたような気がする。なかなかはかどらないような……
いろんな場面に特化した機械が登場する。アスファルトを切って溝を掘り、管を交換。覆土してアスファルトを敷く。1日でこなせる距離をやり切る、という感じ。
そういうことなので、溝が口を開いたまま夜を迎える、といったことはなかったかと。 尺取虫のように、一日一日と距離を伸ばしてきたようです。
機械化が進んでいるとはいえ、路面にはバルブなどを操作するマンホールを設けなければならない。路面とレベルをぴたっと合わせるには、熟練の技が…… きょうは振動もなく車が流れるように走っています。
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