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2015/05/04(月)
1898 広葉樹
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昨日は大仙市のゴルフ場でのプレー。さわやかな天気。木々はそれぞれ柔らかい若葉が繁り、透明感のある緑は樹種によって濃淡があって同じ色がない。
立派な葉になった時の、自信に満ちた緑とは違い、何かはかない。 パステルカラーが優しい名画を見ているような……
前夜、NHKスペシャルで「明治神宮・不思議の森」を見たばかりだった。
その森は、明治の天才たちが、原野に究極の原始の森を作るという壮大な実験の舞台だった。50年、100年、150年先を見据え、樹木の遷移という考え方を森作りに日本で初めて取り入れた大英断だったそうだ。
針葉樹を譲らない時の大隈重信総理大臣を恐喝まがいで押し通したそうだ。 100年の今、目論見の通り広葉樹が天を覆いつくす原始の森が出現した。 最先端都市の大東京の奇跡としか言いようがない光景が……
ここは、どんな森だったのか…… 中央の針葉樹の一群れは造林杉なのか。 左側の広葉樹の広がりに、ところどころに針葉樹の三角が顔を出している。 これは樹木の遷移が進んでいることの証か……
道すがら里山の林相を見ていた。なかなか手入れの行き届いた林を見ることはない。いずれ遷移していくのか。自然と人間の良好なかかわりを考えさせられた。
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