|
2016/07/15(金)
2334 心理戦
|
|
|
この業界に飛び込んで、様々なことを考えさせられる。土地、建物を持つ方々がいて、その方々に新たな人を結び合わせる、これが私の仕事かと。 売買の仲介。当たり前だが新たな人にどんな方法で訴えるかが、非常に重要となる。昨年から利用している紙媒体への出稿。いわゆる不動産広告とは……
この広告効果を数値化するのはとても難しい、かと。日刊紙はその日限り? 週刊紙は1週間? 切り抜いて手帳に挟みこめば1カ月以上????
バブル期を過ごした業界人は「広告を出した日は、電話が鳴り止まなかった」「抽選で完売した」などと、遠い目で語るベテランがいると思えば、「今は、1本電話が来るかどうかだ」との呟きがベテラン、新人から漏れる。
で、反応の薄い広告が無駄になったか、といえば、そうではない、というのが私の結論。100件の問い合わせがあっても、買うのは一人。その人の琴線に触れれば良いのだ、と。それはある意味心理戦だな、と。
広告を打つ。それは不特定多数に興味を喚起するだけの浅掘りの行為。まあ耕地を耕して、種を播く行為か。その段階で買主が現れれば言うことはないが。
また同一物件の広告を出す。これは、ある程度関心を持った人には格別の問い掛けになるか、と。その人にとっては深掘りの行為になる、と。その姿無き人が、姿を現した際には、かっちり意思が固まっている…… 想像ですが……
|
 |
|
|