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2018/01/07(日)
2873 お節介
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会席で、かような「お願い」が当たり前になったのはいつ頃からだったか……
お開きになって、参席した女性陣やホールの従業員達がかいがいしく、透明のケースに残り物を詰め替えている姿を、鮮明に覚えている。 「お願い」の登場は、そんな昔でもないような気がする。
「お願い」は“勝手に家で食べて、腹痛になってもオラ知らね” の開き直りか。 そうじゃなくて、“持ち帰ろうとも、最後の一品まで食べつくして欲しいのが料理人の本懐”、止むに止まれずの気持ちの現れか。
ノーベル平和賞のケニア人女性が「もったいない」を日本人の美徳の一つとして賞賛してくれたのと、どう辻褄を合わせりゃいいの!? そんなに大上段に構えなくともいいとは思うが……
お持ち帰りは自己責任と割り切ることは出来ないのか。レストランで持ち帰り用のドギーバッグが当たり前といわれる米国では、そんな割り切りがあるのかと。
以前はちゃんと「もったいない」が実践がされていたわけだから…… 食品ロスがクローズアップされる昨今、行政指導はいらぬお節介だし、 かえって提供者サイドに品質管理の緩みを生む温床にならないか……
今じゃなく後で食べたいというのもアリだし。その前に完食したのは何ですが。
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