|
2018/12/31(月)
3235 大晦日
|
|
|
昨日、親類の葬儀に向かう車内。香典が入った包みをそれとなく。後ろには前日に、やっとのことで上越新幹線、羽越線を乗り継いで秋田入りした実兄が。
今年の正月3日、自宅で叔父が倒れたとの急報で女房が駆けつけたこと始まり葬儀が6日。そして昨日は親類の葬式。葬式に明け、葬式に暮れた年だった。
俗な言い伝えでも良いから、そんな家族や縁者に幸運が巡ってくるとか、何かがないものか、と思ってしまいました。ご両人の享年は94歳と89歳。
ご両人とも亡くなる直前まで床に伏す事もなく矍鑠としていた。ご家族の驚き、悲しみはどれだけ深かったか。「まだ受け入れられない」というお孫さんの言葉は胸を打つが、むしろ充実した関係の表明であって、幸せの証だったのだなと。
兄の到着は4時間遅れ。帰省の混雑でやっと見つけたルート。上越新幹線は順調だったが、新潟以降は特急「いなほ」の斡旋転覆事故の記憶で運行は慎重。運行指令との交信で停車、ノロノロの連続。立ちっぱなしは辛かったようだ。
13年前のクリスマスの夜の惨事。秋田発の列車で5人の命が奪われた。 当夜はデスクとして初期対応に追われる編集局で、死の報に直面していた。
ご両人は充実した人生を胸に、散歩に出掛けるがごとく足取り軽くあっさりあの世へ旅立った。バイバイと手を降っているようで、何やら羨ましくなるような……
|
 |
|
|