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2019/04/05(金)
3330 巻頭文
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4月5日(金)。7時50分11.6℃。曇り。降水確率50/90。最高13℃。
「変らないねぇ〜〜 」 小料理屋でガッチリ握手。その言葉は、少し老けたな、という婉曲な表現か。彼は1歳上、私ですら古希を迎えてはかなり白々しいか。
彼は2010年の当欄に度々登場した精神科のドクター。宅建業を開業した年に故郷の富山に帰り、大病院の院長先生に納まった。「9年ぶりかねぇ〜 」。お互い異議を述べないし、記憶も定かでないので「まあいっか」。
昔の辛らつな言葉を交わすのに時間はかからず、遠慮ない会話が進んだ。 悩みがあるとか。季刊の病院報の巻頭文に苦労していて、しまいにゃ短歌で誤魔化している。毎日(駄)文を書ける私が羨ましいと……
彼は慶応卒。同門で歌会始の選者の岡井隆氏が主宰する「未来」の同人。「だったら短歌を先頭に持ってくるんですよ。季節感のある新作、旧作を掲げて心境を綴れば一丁上がりじゃないですか」
最高のアドバイス。会った甲斐があったと大喜び。病院報の送り先に加えてくれた。第三歌集の出版は諦めたそうだが、新境地が開けるのか楽しみでもある。
一日遅れで来た奥さんとの逢瀬を邪魔したくないので、ホテルのバーに向かう彼を見送った。この写真は時間調整のため立ち寄った焼き鳥屋さんのカット。
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