|
2021/05/13(木)
4099 真っ当
|
|
|
令和3年5月13日(木)。10時50分21.9℃。降水量0.0mm/h。風向・南南西。風速2.0m/s。晴れ。日照時間52分。積雪深…。
床屋さんから淡竹(はちく)のタケノコを頂いた。髪をカットしてくれる女性の旦那さんの実家が岩見山内。裏山の朝採れ。新鮮なので水が出るので、と新聞に包み段ボール箱に。そしてアク抜き用米ぬかも。
有難いです。実は山菜の主要ルートは山ガールによる。30年も前、女房が公民館の陶芸サークルに入ってから着実に敷かれてきた。
山ガールも50代。血気盛んで女房を山菜ハンターに育てようと県北のネマガリダケ採りに引っ張っていったが、あまりのヘタレに諦めたとか。食べる喜びには貪欲でも、収穫の喜びは別。人任せというクールさは原体験の過酷さにもあったかと。
先日の同期の飲み会では、山菜取りで盛り上がる人がいた。
尾根を越え、谷を渡り、ある山菜の群生に出くわした時の表情を再現するように、目を見開いて腕を広げて「やっぺー(=たくさん)あるんだ」。童心に返った目の輝きは、収穫の喜びの素直な発現なのだ。
大きな苦難の先には大きな喜びがある―という真っ当な定理があるとして、苦難があるだけで御免だ、と思う人間がいても不思議でない。
|
 |
|
|