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2005/11/30(水)
文章とは
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今回、英文和訳と和文英訳の2つの仕事が同時進行となって、はっきりとわかったことがある。文章に現れる筆者の個性とは文章が持つリズムである。確かに語彙の豊富さは問われるだろう。でも、時には流れるように、時にはよたよたしながらも胸にちくりと刺して、筆者の言いたいことがきれいにすっと読者に入っていくようにすることのほうが大事なような気がする。2つの言語のはざまでそれを達成するにはかなりの技術を必要とする。翻訳とは単なる言葉の入れ替えではない。意訳こそがほんとの翻訳かも。。意訳以上に原本の言葉を削らねば、売れる翻訳本にはならない、と出版社の社長が言ってたなあ。。そこまで行き着くと、原本って一体何なのか。ああ、疲れた。やっぱり翻訳は私の領分ではない。早く終えてしまって、自分の世界で好きなことを好きなように書きたいなあ。。
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