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2005/12/28(水)
ジャーナリスト
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フジタジュンさんがらみで、本物!の現代の若い報道写真家の高橋さんに会った。イラク戦争やリベリア内戦と、戦場の第一線を取材してきた人だ。アメリカでも日本でも受賞を重ねている実力派だ。眼が鋭く、顔がひきしまっていた。遺書はもう書いてある、とのこと。戦場に出たら、死なんて無機質な、何も感じない「もの」にすぎなくなるのだろう、と想像はしているけれど、無機質になる前に、緊張の度合いは最高潮に達するに違いない。そんな瞬間を経験している人の身体からは独特のオーラが感じられた。イラクで捕虜になって、首をはねられるぐらいなら、抵抗して射殺されるのを選ぶとも。覚悟の決まった姿は美しい。エネルギーをもらった。出会いに感謝である。
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