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2005/08/30(火)
取材者とは
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新刊書をマスコミに送るので知人がいたら教えてほしい、と編集者に言われて、昔の名刺をひっくり返した。ああ、こんな人もいたな、あの記事を書いたときに出会った人だな、と、自分がここまで来るのにいろんな人に出会ったことを改めて実感。でも、果たして向こうは私を覚えていてくれるものだろうか。もう10年近く前の話だし、と非常に疑問に思いながら、某新聞社の東京本社に電話した。私のことを記事にしてくれたときは、新聞社の旗を立てた車と運転手つきで、私のプロジェクトを取材してくれた人である。名刺には単に記者とあった。すぐに電話に出てくれての第1声が「おひさしぶり」ええっ、こっちは拍子抜けもいいところである。「覚えていてくださったんですか」よっぽど印象深かったのだろうか。。ひとしきり話をして、電話を切った。あとでネットで調べると「社会部部長」とあった。そうかあ。。でも、肩書きはみじんも出さず、ていねいにいろいろ教えてくださった。「取材」ー自分自身の経験も含めて、不思議な人間関係を紡ぐ行為だと思う。
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