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2005/08/25(木)
翻訳
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寿子さんから翻訳が届いた。英語を声に出して読む。文章のリズムがどれだけ気持ちよく響くかで、文章のよさがわかるからである。リズムから、書いた人間の気持ち・考えがすっと読む人間に入っていけばいい文章ということになる。本の音読はリンカーンさんもしていたらしい。要するに、コミュニケーションの手段である言葉は、音になってはじめて意味をなすということだ。。学者が書いた本が退屈なのは、コミュニケーションを本来の目的にしてないからだろう。一方、リーダーとなる人間は演説が上手ーつまり音のコントロールで人の気持ちをつかみ、動かす、という技術をもっていなければならない。演説の内容なんてほんとはどうでもいいことである。どうせ音は消えるんだから。。それよりも大事なのは、音を聞いてその気にさせること。。まるで、教会でパイプオルガンの音を聞けば、賛美歌が賛美歌らしく天国が近く感じられるかのように。。私もそのあたりに才能があれば、私と娘の関係ももうちょっと穏やかだったかもしれない。。(悲)リンカーンさんは、音読の重要性を誰かから教わったのだろうか。本能的に知っていたとしたら、生まれながらの政治家ということになろう。
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