〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2006/08/31(木) オリンピック
日本からのニュースは、2016年のオリンピック夏季大会の日本の候補地が東京に決まったとわいわい。。こちらは、イリノイ本営業の関係で「シカゴを」と思っているのに。。(笑)今日は、過去にお世話になった出版社2つに問い合わせてみようと思っている。それにしても、今ふっと思ったのだけど、オリンピックが2016年だとすると、今イリノイ本を出すことができても、10年以上あと、となると、絶版の恐れ大だなあ。。それとも、ネットの古本屋さんで売れ続けるかなあ。。。(笑)ああ、とにかくがんばるしかないなあ。。

2006/08/30(水) 沈没 1
ついきのうだか、問い合わせてもらった出版部からすでに返事が来た。答えはノー。出版部のカラー、もしくはラインにあわないとなると、原稿の内容にかかわらずノーである。了解。いよいよ今晩から、電話の前で、見たこともない人の顔を想像しながら、ぺこぺこ頭を下げての営業活動開始である。売れないライター修行ーでも、時にはなんとか人に頭を下げられるから、わがままシンデレラも何とか今日まで生きてこられたのだと思う。人に頭を下げられるものがあってラッキーだ。感謝。

2006/08/28(月) 未来の命
昨日、縁があって、病院で、新しい命の超音波画像撮影に立ち会った。20年前、自分の娘のは見られなかったのでー保険がなかった。超音波診断は高い!!笑ー、しばらくのあいだは、しげしげと友人の子宮内?の世界をながめていた。ボタンをクリッククリックして撮影しているおばさんは、あ、手だ、足だ、頭だ、よく動くね、と、うふうふ一人で含み笑いをして仕事をするが、訓練を受けていない目には、どれが足か手か、頭か、目だかさっぱりわからず、何やらカリブ海で発生しているハリケーンか、はたまた海底奥深くでうごめいている小型の怪獣ぐらいにしか見えず、とりわけ「あ、口をあけてる、あくびをしてる」とおばさんが笑った写真などは、まるでムンクの「叫び」の顔とそっくりで、骸骨の影絵のようで、気分が悪くなってしまった。が、そのうち、もう私には、こんな風に新しい未来の命を生み出すことはできなくなってるんだな、という哀しみが静かにやってきた。時間は止められないのである。この命も、一瞬たりともとどまることなく成長しつづけて、そして時満ちてこの社会に出てくる。出てきたとたん、命は、社会のいろんな「あか」に染まりはじめ、悩みと苦しみと、そして生きていくことの困難が待ち受けているのである。こうやって、母親の子宮内にいるときが、一番幸せかも知れぬ。しかし、生まれてくる命になんの罪もない。新しい命は、戦争や貧困で疲弊しきった社会にも生まれてくる、未来への大きな期待を背負って。。世界は不条理に支配されているとつくづく思う。違いは、どこに生まれてくるか、だけなのに、といって、「幸せ」は誰にも決められない。新しい命のわけのわからぬ写真を見ながら思った、どうか元気で生まれてきて、思いっきり生きてね。どう生きても、一度だけなんだからね。。生の一瞬一瞬が楽しく、充実感であふれた気持ちでこれからの時間を生きられますように。。不条理は、一瞬のほんのちょっと向こうに、いつも顔をのぞかせているのだから。

2006/08/25(金) 企画書 1
昨夜、やっとイリノイ本の企画書ができあがったので、今朝、知人のつてで、知人がかつて仕事をしたという出版部に、企画書を持ち込んでもらうことにした。ありがたいことだ。さあ、何社まで数えられるか。。。シンデレラ本は30社ぐらいまで数えることができたが、あとはもう???だった。とにかく今日第1号発進。。グッドラック!!!

2006/08/23(水) イリノイ本
やっと、企画書を作れるところまでこぎつけた。原稿用紙になおすと、500枚近くになりそうで、これまでで一番多い。多いと、出版社も見つかりにくいだろうなあ。それにイリノイだしなあ。誰が読みたいかなあ。でもシカゴが大事な商業都市で、日本とのビジネスがなくなるということはないだろうしなあ。これからが本番である。

2006/08/20(日) 敗戦国民
日本にいる日本人が絶対に感じさせられることのない感覚が、アメリカに住んでいるとある。敗戦国民の感覚である。日本の首相が靖国に参って外交問題になったところで、怒りは他国の話である。内政干渉とつっぱねることもできる。アメリカに住んでいると、他国の話と蹴るわけにはいかない。昨日は、このデカブの空を低く、銀の翼が飛んでいた。陽光によく輝いていた。まるみをおびた船体?だった。B17爆撃機である。戦争を知らないお客やら、かつてB17で爆弾を運んだ元軍人たちを乗せて実際に空を飛ぶツアーをしてるとか。ああ、うんざりである。最初はB29爆撃機なら、見に行かなくちゃとか思っていた。B17爆撃機が日本に爆弾を落としたかどうか私は知らない。ああ、それにしても。。日本が戦争に負けた、という歴史がたちのぼってくる。シカゴでは、この週末、エアーショーをしていたらしい。戦闘機が編隊を組んで、曲芸飛行をしたりするのを、人は口をあけて、ぼあっと空を見上げて、おお、すごい、と感嘆するのである。戦闘機の爆音はものすごいもので、だいたいあの音だけでも洗脳に十分である。そして、そういう無料のショーが、口をあけて、まるで親鳥がえさをくれるのを待っているがちょうの赤ちゃんのような人間どもにすりこむのは、「われわれが世界の自由を、われわれの自由を守っているのだ。我を見よ。かっこいいだろ」という傲慢さ、虚飾の正義感という”えさ”である。ああ、なんとみっともないことだろう。。アメリカに住んでいると、敗戦国民という思いにずっとつきまとわれるに違いない。それにしても、靖国にA級戦犯が祭られることになったのは、1978年とのこと。なんでそんなことをしたのだろう。1978年の時点で、もう「敗戦後」は終わったとでも時の政府は思ったのだろうか。戦犯の罪は消えたとでも思ったのだろうか。とんでもない。日本人なんて永久に敗戦国民なのだ。その歴史は、絶対に変えられない。

2006/08/18(金) 現代地下鉄道?
ここ数年、奴隷制があったころの地下鉄道の歴史を見てきたが、最近共同通信の配信ニュースで、反戦米兵カナダで難民化という記事を読んだ。イラク拒否で捨てた祖国、とある。かつて奴隷もアメリカからカナダに逃げたが、カナダにはベトナム戦争時代以来、米国の離脱兵を受け入れる気風が残っているそうで、同じ地続きといえども、二つの国がまったく違うーつまり欧米と日本語でいっぱからげにしても、ヨーロッパの影響を受けている国と、一人よがりのあほな田舎大国とはぜんぜん違うということだ。。ああ、田舎大国の裸の王様ぶりが情けない。それでも難民受け入れに寛容なカナダ政府も、米国を難民発生国と認めていないので、逃亡兵の難民認定はむずかしく、入国管理局は申請を却下、法廷で審理が続いているとのこと。。。戦争へ行くなら、戦場で死ねばいい、とかあほな裸の王様は考えているから、戦争をおっぱじめられるのではないか。

2006/08/13(日) 知っている人の死
昨夜、いきつけのお寿司屋さんへ行って、昔いっしょに働いた男が最近死んだと聞いた。私が生まれてはじめて(そして、たぶん最後の)ウエートレスになったとき、大先輩の顔でいろいろ教えてくれた男である。ウエーター稼業でアメリカを渡っていたらしい男である。私と同じか、1つ2つほど若かったかも知れない。いっしょに仕事をしているときから、くだらぬ男とはわかっていたが、それでも大先輩?らしく、私にはとりたてて不都合があったわけではなかった。でも雇う側から見ると、いろいろ問題があった男らしい。私が仕事をやめてから、2、3カ所別のところでウエーターをしているのを見かけたこともあったが、数年ものあいだそれっきりになっていた。ところが、昨夜、どうやらドラッグのやりすぎで死亡、死体が腐って臭いがして、回りが騒ぎだすまでアパートでほったらかしになっていたらしいと聞いた。身元不明死体扱いで、病院で長いあいだ冷凍状態になってたとか。いっしょに仕事をしていたときは40代。女もいないようで、寂しい思いをしていたのはようくわかっていた。寂しいから、ますます意固地に、意地悪くなっていっていた。身体も、知っているときから、ぶくぶく太って、魅力的とはいいがたかった。女ができるとは思えなかった。で、まるで当然のごとく、映画に出てくるような結末である。逃げ場がなくなって、ドラッグで身を滅ぼすーそういう結末が似合う男だったと非情にも思うけれど、やはり知っている人の死は悲しい。死ななくてもよかったのに。でもみんなに見捨てられるような男だったのだろう。寿司屋の友達に、「もういないんだね」と言ったら、「いない」「死んだんだね」と言ったら「同じことだよ。もう考えなくてもいいよ」と言った。彼もきっと心の中ですごく悲しかったんだと思う。何か自分にもできたことがあったんじゃないか、と繰り返し思いつつも、どうしようもない男でこっちもさんざん迷惑をかけられたんだからという腹立ちのあいだで苦しんだに違いない。地縁血縁のないアメリカで生活するのは大変である。「みんな寂しいんだから。あれはあいつのチョイスだったんだよ」と友達は言った。チョイスー自分だけに問われ、自分だけが答えを知っている厳しい言葉である。

2006/08/11(金) 地産地消
友達が教えてくれた赤紫蘇ジュースをつくってみた。庭にいつ植えたのかわからないのに、急にぶわあっといっぱい生えてるのである。どうやら、去年だかおとどしかに植えたのが、知らぬまに”自然化”したらしい。使いきれる量ではなく、どうしたものか、と思っていたら、友達が濃縮ジュ−スの作り方を教えてくれた。作り方自体はそれほどむずかしくないけれど、何しか、煮出すやら、葉を取り出す、とか言われると、もうめんどくさくなるタイプである。でも我慢して、必死の思いで友達のメールを読みながら作ると、娘がおいしい、と言ってくれた。それで、「ああ、めんどくさいな」の気分は吹っ飛んだ。ああ、人はこうやってお料理上手になっていくのだろうか。(笑)私は、時すでに遅しである。。(笑)そういえば、今はトマトの収穫のシーズンで、食べきれぬぐらいぶらさがっている。トマトはとって食べるだけで、私でも手に負えるし、紫蘇ジュースも作れるようになったし、やっぱり自分の庭でできたものには特別な思いがある。地産地消で生活できたら、それが一番幸せな生活の基本かも。

2006/08/10(木) 明治男
またシカゴで活躍した明治男を見つけた。社会主義者の金子喜一である。白人女性と結婚して、シカゴ初の日刊社会主義新聞を出したとか。ところが、この新聞、図書館で検索しても出てこないのである。書いて読んでたのは、金子さんと奥さんだけ???それでも、英語で書いてたのだからすごいなあ。。。フジタじゅんさんといい、やっぱり明治男はかっこいい。。。


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