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2007/01/25(木)
シカゴ1915年
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きのう、ジュンフジタさんが勤めていたというシカゴデイリーニュースという新聞のマイクロフィルムをのぞきに、シカゴ歴史協会に出かけていった。1915年の新聞の1月と2月を見るだけで2時間もかかった。2時間、目をしょぼつかせながら、フィルムをのぞいて感じたことーあの時代は第1次大戦中だったようで、一面トップは毎日戦争の話ばっかり。ああ、いやだ。。人間はずっとずっと戦争ばっかりしてきたのだ。。時折、日本人の話も出てきた。シカゴ大学に関係してた誰それが、日本は中国に侵略する意図はもってない、と言ったとか、例の「青い目の人形」運動のシドニー・ギューリック牧師が、シカゴ大学の先生といっしょに日本で講演をしたとか。。。とりわけ悲しかったのが、新聞に大きく毎日広告を出していたマーシャルフィールドやカーソンピアースコットといった大手デパートが、あれから100年近く経った今はもうなくなってしまっていること。(カーソンピアースコットは、今年3月に消えるという)その土地独自の文化背景をもっていたものが、経済的効率・利潤追求のために消えるというのはほんとに残念なことだ。そして、フジタさん、何も出てこず。。そういえば、あの新聞、シカゴにたくさんいた黒人のことも、世界各国からの移民のことなども何の記事もなかった。白人のための白人の新聞だったなあ、だからこそ、フジタさんってすごい、と思うのだけど。。。
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