〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2007/11/29(木) 時代遅れ
いよいよ”伝統的なカメラ”を捨てなければならないのだろうか。今日、近くのスーパーに行って、フィルムの現像をしようと思ったら、前にはあった申し込みの器械がなくなっているではないか。器械はすべて、デジタルカメラ用である。で、従業員の様子からして、今ごろ伝統的なフィルムの現像をする人間なんて、もう北京原人かネアンデールタール人らしい、ということだ。一応現像器械はあるようで、無事に写真ができあがってきた。ほっ(笑)それにしても、いつ、もうフィルムの現像はできません、といわれるか、びくびくものである。フィルムもまだ売ってることは売っている。これからは、フィルムを使う写真なんて、プロだけになるのだろうか。日本から来た映画監督が言っていた、スティールには色気がある、と。まあ、プロの言葉であって、私のポケットカメラで撮る写真に色気があるわけではないけれど、それでも使えるカメラを捨てるのはいやだな。。。がんばれ。。今のカメラはもう10年ほど使っている。世界中から、現像してくれる店がなくなるまで、がんばれ〜〜〜(笑)

2007/11/28(水) 勝者たるもの
珍しくデカブで面白いものを見た。第二次大戦中のプロパガンダのポスターコレクションである。ためてるのは、町で時計屋・宝飾店をやってるライトさん。店に何度か入ったことがあるが、売れてるのかどうか、客を見たことがない。たぶん資産があるんだろうな。風采と雰囲気からして、どちらかといえばゲイに見える。店にも、なかなか面白い第二次大戦中のポスターが飾ってあるのだが、今回は、町の小さなビルの一室(ギャラリーということになっている)で、秘蔵のポスターがいろいろ展示してあった。見てびっくりーナチスやヒットラーをやっつけろのポスターがあるのは当然だが、今まで見たことのないような、日本人を殺せのポスターやら、日本軍人の短銃やら日本刀に軍の制帽?、出征前の寄せ書き、日本国が出したらしい「大東亜共栄圏一周年記念日」というポスターまであった。。全部本物である。すごい。だいたい、大東亜共栄圏一周年記念日って、いつなんだろうか。ポスターには、12月8日と描かれていたが、何年かはわからない。それにしても、アメリカ人が描いた日本兵って、黒人の感じがする。プラス白い出っ歯、である。日本人なんて、こういうものだったんだな、とつくづく思う。展示を見て、学んだこと。ライトさんの父親が海軍にいたのである。父親を崇拝するあまり、戦争に興味でも持って、で、コレクションが始まったのか。これだけのものを集めるには、かなりの費用がかかろう。そして、思った。勝者とはこういうものかと。何十年たっても、勝ったー我々は正しいという快楽を代々引き継がせようとするのだ。それに対して、日本・日本人の敗者の悔しさはどこへ行ったのか。。何十年たっても、悔しいから、絶対にへらへらなんかしないぞ、いつか必ず見返してやるぞ、なめんじゃねえよ、といった悔しさ。。日本で聞いたことがなかったな。日本でもこういう勝者が作ったプロパガンダポスターの展示会をやればいいと思う。どれぐらい馬鹿にされてきたか、日本人の目の前に突きつけるのである。日本でも、鬼畜米英のプロパガンダポスターを作ったのだろうか。見たことないなあ。アジアの教科書に描かれた日本軍の残虐さばかりを勉強するのではなく、連合軍がどんな風にドイツや日本を見ていたかを勉強するのだ。そして、もう一度、負けるもんか、という気概を取り戻すー負けるもんか。。勝者の国に乗り込んだ私の日々の気持ちである。

2007/11/27(火) 最新技術
私にしてみれば、最新技術である。(笑)笑う人も多かろう。やっと今回、編集者との手直し原稿の交換を、コンピュータでできるようになった。といっても、手直しをした部分のハイライトはできても、ハイライトを削除する方法を知らない。。(笑)コメントを入れる方法もまだまだおぼつかない。それでもなんとか、ファイルを添付することはできるようになったので、ほっとである。(笑)コンピュータを買ったころは、ファイルの添付も解凍?もできなかった。。私もちょっとは進化した!!!が、今もって、CDをコンピュータに入れるというのがさっぱりわからない。(悲)CDって、音楽を聴くものじゃなかったの。なんでコンピュータに入れるの??? まだまだ先が長そうで、たぶんほんとの最新技術には決しておいつくことなく、そのうち縁がなくなるのだろう。(笑)

2007/11/19(月) のんびり
第二回目の原稿手直しを無事に編集部に送って、今はのんびりしている。また編集者から、いろいろ直しのコメントが来るだろうか。。ああ、そろそろ堪忍してほしいなあ。。。(笑)それで、やっと部屋の中でも片付けようか、という気になってきた。しばらく足の踏み場もなくなっていたのである。緩急のある生活って気持ちいい。。一生懸命仕事して、達成感を味わって、のんびり、で、またこの「のんびり」に飽きたら、ごそごそ自分の世界にとじこもる。。そろそろ明日ぐらい、初雪らしい。。また季節がめぐってきた。いつもなら、もうこの頃なら来年のカレンダーを買っているのだが、今年はどうしても、買いたいという気持ちにならない。もう来年のことなぞ考えたくないのだ。。今年を無事に終えるだけ。。そういえば、年賀状やらクリスマスカードのことも考えられなくなってきた。忘年会やら新年会も遠くなった。。ああ、一日一日、とにもかくにも無事に大切に過ごすこと。年とったあ。。。

2007/11/11(日) 結婚式
久しぶりに結婚式に出た。配偶者の20代の友達のである。宗教色のまったくない、自然・ガーデンニング関係の建物の庭で行われた。一応牧師らしい立会い人?が、出席者が見守る中、壇上に立った新郎新婦に読み上げた文言の中に、相手が助けを必要としているときは助けるが、助けが必要でないときはstep asideー日本語で、邪魔をしないように横にのく? −するか、という言葉があったので、思わず笑ってしまった。その通りである。相手をコントロールしようとばかり、いつも相手にくっつき、うるさく言うようになる閉塞的な関係は健康的ではない。聖書にのっとって、永遠の愛とやらも誓わない、ーそういえば愛なんて言葉は一度も使われなかったなあー式で、すごくよかった。(笑)庭だから、鳥は飛んできて鳴いているし、塀に這った緑の中では小動物が動いめいているという気持ちのいい式で、エミが結婚するなら、こういう庭での式がいいなあ、と思ったほどだった。なんで、日本人はクリスチャンでもないのに、高いお金を払って、教会とやらでしたがるのだろう。人工的で馬鹿な話だ。それにしても、出席者の様子を見ながら、結婚式って、ほんとに喜んでいるのは当の二人と親だけだろうな、と思った。二人の関係が最高潮?に達したシンボルの儀式を、白髪のおっさんたちは、退屈そうに下を見ているだけである。結婚とはどんなものか、よく知っている彼らは、別に心からお祝いしたいと思っているかどうか。。でもまあ、たまにあるおめでたいことには違いないから、文句を言う必要もない、まあ結婚式なんて、飲んで騒ぐための体裁のいい言い訳みたいなもんなんだろうな、と考えながら、私は出席者の様子を見ていた。あとで、花嫁の母親とちょっと話をしたが、彼女は彼女で、親なんて小切手を切るだけ、子供の好きにさせたよ、茶色のチョコレートのウエディングケーキなんて、見たことなかったけど、別に反対する理由もないしね、多佳子にもいつか必ずこの日が来るよ、とか言われて、そうだなあ、その時は大粒の涙を流すだろうな、とか想像した。子供が小さいときはそれなりに一生懸命育てて、なんとか親離れさせて、一人前に仕事ができるよう教育を受けさせ、独立させて、そしてやっと無事に人生の伴侶が見つかれば、その出初式にできるだけのお金をぽんと出してやって、それで親の役目を終えるのである。結婚が何年続こうが、離婚しようが、もう知ったことじゃないよ。それでも、やっぱり親は心配し続けるだろうなあ。あああ。。。なんで人は生まれてくるの?? 結婚して、子供が生まれて、苦労して、心配するために生まれてくるの??? どこかおかしな循環だ。その循環を断ち切りたいと思ったとき、人は死を選ぶのかなあ。。結婚ー紙切れ一枚の制度でもって、男女の関係が守られ、そしておかしな循環が正当化されるようになるもの。。結論ーそんなおかしな”循環”のために、ウエディングドレスにお金をかけるのはばかげているなあ。貸衣装屋に着られるドレスが一着しかなかった私の人生と結婚も、それなりに意味のあるものなのかも。。

2007/11/06(火) 本物の力
週末に、シカゴで開かれていたアートショーを見てきた。やっぱり本物はいい。。買えないけど、見ているだけで気持ちがほっとして、かつエネルギーをもらえる。本物にはオーラがある。ごちゃごちゃしたくだらぬものを回りに寄せ付けないオーラ。たった一人で立つだけで、堂々と接する周りの空気を圧し、かつエネルギーを見るものに与える力ーすごい。。その力を考えると、群れたがる人間たち、群れることでしか回りに認められているという安心感を得られない人間たちの小ささにはげっ、げっ、げっである。。1人で立ち続けられる力を自分の中に生み出し続けたい。美を追求すること。きれいに生きること。。そういえば、最近、本物の卵を見た。配偶者が近所の農場からもらってきた卵である。黄身の色を見てびっくり。昔、上海で食べたのと同じ色である。濃い橙色。。スーパーで買う卵の適当な山吹色とはえらい違いである。でも、そういえば上海では、あの橙色の卵は強すぎて、あとで気分が悪くなってしまった。本物とはそういうものでもある。他者を圧倒してしまうほどのあくの強さ。。美とあくの強さのあいだでどう生きたらいいものか。。。ぼちぼち死ぬまで追求すること。。。

2007/11/02(金) アメリカの外から見ると
編集者からありがたいコメントが来た。イリノイ本のあとがきで、イリノイのとうもろこしとバイオ燃料の未来を賞賛する?形の文章を書いたのだが、編集者から、今はもう、とうもろこしをバイオ燃料に使うのは批判が高まっているのではないですか、潤っているのはアメリカの穀物メジャーだけという構図が浮き彫りになっているそうですが。。というコメントをもらった。ぎょっ、ぎょっ、ぎょっ。。。イリノイにいて、そんな批判を聞くことはありません、と返答したが、これだからアメリカにだけいると、アメリカ並みに世界の田舎者になるのだ。。気をつけなくちゃ。。やっぱりアメリカの外に自らを置く視点も忘れてはならないわけで。。で、その部分はメディアに大きく依存する部分が大きくなるけど、アメリカのメディアがそういう世界からの批判を載せるのは、温暖化問題じゃないけれど、時すでに遅しぐらいになったときだけだろうし。。ああ、アメリカから発信するというのもむずかしいものだ。。といって、日本のメディアはまったく当てにならないし。。次はヨーロッパだろうか。


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