|
2007/12/14(金)
樹氷
|
|
|
イリノイ本の編集に追われて、頭の中がそれだけになっていて、クリスマスもお正月もあったもんじゃない。。それも、あと1週間もすれば、日本より遠いインドに向かうのである。でも、なんの興奮もない。ああ、なんともったいないことか。。旅行は、行くまでのわくわくだとか、準備期間を楽しむべきなのに。。なにやら、行かなくては仕方ないから、行くって感じである。娘の希望だから、しょうことなし、である。ただ、私自身が21の時に、タージマハールの大理石の上に立ったとき、今度、必ずここに私の人生で一番大事な人と戻ってくる、と誓ったもんだから、そしてその話を娘に聞かせたものだから、今月21になった娘が、行くと言ってきかない。まあ、娘といっしょにあの場所に再び立ったとき、私の気持ちにどんな変化が現れるか、それだけは楽しみである。でも20時間の飛行時間を考えると、ああ、それだけで疲れるなあ。。まあ、でも人生は記憶・思い出だけがすべてだから、娘と二人のインド旅行もないよりはましかなあ。ああ、やっぱりもったいなあ。。もっとゆっくり、旅行を楽しみたいものだ。海外旅行なんて久しぶりなのに。。この調子だと、オヘアの空港で、ロンドン行きの飛行機の搭乗口に立つまで、わくわくしそうにない。。早くイリノイ本のかたをつけなくちゃ。。で、こういう状態で、唯一の慰めといえば、窓の外の光景である。樹氷が美しい。ガラスの木々である。陽光がガラスの枝枝にふりそそぎ、きらきらと輝く。枝のすべてを氷が包んでいる。光と氷の微妙な美のバランスを感じると、ああ、生きてこの光景が見られてよかったな、という幸せな気持ちになる。ありがたいことだ。インドへ行くより、この美しさを記録にとどめるほうがよっぽど幸せかも。。(笑)とにもかくにも、1日でも早くインドが楽しみにできるよう、早くイリノイ本を仕上げねば。。あと2日でやるぞ!!!
|
|
|