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2007/02/16(金)
プリンセス・マサコの本
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プリンセス・マサコの本の日本語版が、外務省やら宮内庁やらの抗議を受けて、発売中止になったとニュースで読んだ。どこをクリック、クリックしたのかわからないが、インチキ女マサコがどんな風に書いてあるのか興味深いから、英語版をオーダーしたという書評?が載っていた。話題になるとはそういうことだな、と納得した。私も、英語版を買ってみようと思っているからである。(笑)そして、どこかをクリッククリックして、著者のホームページにたどりついた。そこに次のように書いてあった。英語版は、オーストラリアで11月に、アメリカでは1月に発売されたのに、そのときは日本政府は何も言わなかった。それなのに、日本語版が発売されるとなってから、急に日本政府は抗議をはじめた。これは、日本国民に知られたくないことがあるからではないか、という。ジャーナリストとしては当然の嗅覚だと思う。で、私としては、やはりここに言語の政治力と、同時に日本の政治力のなさ、そして小ささを見る。英語なら何を書かれようが、よその国のことだからこっちには飛び火はないだろう、と考える世界観の小ささ、そのくせ日本国内ではなぜだか日本人に読まれては困ると考える度量の小ささー日本人の誇りを傷つける、とでも憂慮しているのだろうか。外国でも日本国内でも何を書かれようと堂々としてたらいいじゃないか。抗議するなら、英語版に向かっても抗議、出版取り消しを求めるべきだろう。表現の自由は普遍的なもののはずである。なぜ、日本の日本人には読ませられないと考えるのか。日本人を温室育ちの、脆弱なものにするだけではないか。皇室は国内のヒエラルキーのトップである。その位置が揺らぐことはない。そんなトップにいるのにじたばたするなんて、世界の超大国でありながら、イラクに先制攻撃をしかけて、結局は泥沼にはまりこみ、にっちもさっちも行かなくなっているアメリカの小ささ、裸の王様ぶりを想起させる。トップは堂々としているべきなのである。と書きながら、自分の翻訳本は気をつけねば、と身がひきしまる思いである。2000年に日本語版を出したときは気楽なものだった。情報がしょうしょう間違っていようと、日本の読者になんらかのダメージがあるとは思えない。今やってる英語版はひやひやものである。間違いがあって、話題になるようなことにでもなれば大変だあ。。。ひそやかに、でも確実に英語社会に残しておきたいだけなんだけど。。。間違いがないように、細心の注意を払って仕事を続けねばならない。主流社会に向き合うとはこういうことだ。がんばらねば。。。それはそうと、プリンセス・マサコの本は、もうペーパーブックになったのかな。。。さすがに、ハードカバーで読みたいとは思わないなあ。。インチキ女とは思わないけど、マサコさんには、失敗しましたね、と声をかけたいぐらいの思いだから。(笑)どのぐらい皇太子を「愛して」いたから結婚したのだろうか。その部分には非常に興味があって、読んでみたいなあ。。う〜〜ん、ローソン立ち読みの感覚が戻ってきた。。(笑)それにしても、ほんとはマサコさんなんてどうでもよかったのに、日本語版の出版が中止されたと聞いたから、読みたくなったのである。馬鹿な宮内庁。。(笑)
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