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2008/01/29(火)
ダコタ
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英訳本の手直しにとりかかっている。本を書いてからのこの10年、日系人コミュニティの状況も大きく変わったから、そのことを挿入しながら、少しでも「今」に近い本にしたいと思っている。10年前に必死で食いついた資料を読み直していると、また心も身体もダコタに戻ったような感じだ。ダコタにいたからこそ、インディアンと日系人が同じように扱われたことが実感できた。そこから、私のストーリーは始まった。ノースダコタにある部族大学に連絡をとって、資料を送ってもらった。ノースダコタ州立博物館の人間はぜんぜん仕事をしなかったがーだいたい、人間より馬のほうが多いところで、極寒の冬に来館者がいるとも思えず、何してるねん、って感じの仕事ぶりだったー部族大学の人は、問い合わせればすぐに資料を送ってくれた。「心」がある、と思った。心だけが、10年以上取り組み続ける仕事を動かし続ける動力である。そういう題材に出会えた幸運を考えると、ダコタでの7年にも感謝せねばならないのかも。そのうち、離れて10年、一度も訪ねていないダコタに行ってみようかな。。
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