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2009/12/30(水)
英語と戦略
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日本からのニュースで、首相がオバマさんに言った「trust me」が問題になっていると流れていた。trust meぐらいなら、首相が通訳を通さずに、直にオバマさんに言ったかも知れぬ。アホな首相。。というか、英語がわからぬ首相ということになるなあ。。(笑)trust meと言ってしまうと、言った本人が、言う相手に、心配するな、私はあんたが喜ぶように必ずもっていくから、大丈夫だ、私はあんたのために働くから、という意味になるだろう。英語で言われた相手はそうとるだろう。「友愛」大好き首相は、そこまで理解していたのだろうか。思うに、戦略を考える人間は、交渉相手に、trust meなんて絶対言わないな。。それはすでに、向こうサイドについているということだからだ。政権内部でごたごたがあるなら、trust meとは、政権内部のごたごたは私が全部鎮めて、あんたの望むとおりにしてやるから、ちょっと待ってろ、という意味になる。。ところが現実は、そうはなっていないようで。。。「友愛」とか「命を大事にする」とか、抽象言辞を並べて、国民をムードに酔わせて、自分もそのムードに酔う癖をつけてしまうと、交渉ができなくなるわけだ。。交渉とは、自分が何を出すか、出すことで、相手から何を引き出すか、その駆け引きである。trust meなんて、とんでもない。。そういえば、あの首相、オバマさんとは信頼関係ができた、とか何とかマスコミ相手にしゃべったようだが、こういうところでボロが出たわけだ。(笑)。
私は、そういえば、このあいだ、職場の新しい上司にはtrust meと言ったかも知れぬ。またごたごた、妙なことを言い出すような雰囲気があったので、すぐにまっすぐ上司に持っていった。あのバカ上司は、いつかやらざるを得ないときが来るかもと本能的に感じたから、6年前の古いメールでも残してたけど、あんたのことは、もう長いつきあいだし、おかしなことは絶対にしないから、trust meと言ったのである。上司も、それはようくわかってるから、大丈夫と言った。それでも、完全には気は抜けぬという思いはある。上司の思惑外のところで、上司以外の人間によって状況は変わるからである。それでも、いつでも自分だけは守るぞという態勢には常にある。。それが、職場という、それぞれの人間が欲と戦略で動いているところである。
戦略といえば、今度の権力との戦いも、また一歩進んだ。配偶者がシカゴ警察宛に書いた最初の抗議書には、私の車の種類やら型、年度、色まで書いてあった。バカ、こんなこと書くな。。こちらは、警察のミスを証明しなければならないんだ、こっちからの情報提供は最小限にして、向こうから、こちらの情報を出させて、そのギャップをミスとして追及するしかないんだ、こっちから情報提供したら、奴ら、明日にでも、私の車の写真をとりに来るだろう、そんなことされたら、今度は、その写真がいつ撮られたかをこちらは証明しなければならなくなるではないか、と”戦略”に出て、結局抗議書には、切符番号のみ書いて、そちらは、私の車が違反したことのどんな証明を持っているのか、違反している車の写真をとったか、とったのなら見せてくれ、そちらが切った違反切符のオリジナルの情報を見せてくれ、とつっこんだ。で、内容証明で送った。さあ、相手はどう出てくるか。相手の出方で、また警察のシステムが勉強できるではないか!!!ああ、楽しみ、楽しみ。。(笑)
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