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2009/12/24(木)
老後の準備
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今年は、クリスマス前から、年明けまで2週間以上、一人で過ごす。老後の準備訓練である。(笑)一人暮らしのしょっぱなから、災難続きである。3日ほど前、家族が出ていくと、急にどどっと疲れが出たのか、体が動かなくなってしまった。具体的に言うと、胃が地球より大きく重たくふくれあがったように感じられて、じっと横になっているほか仕方がない、という状態に陥った。1年に1度かそれぐらいで起こる症状なので、最初はそんなに気にしてなかったのだが、カウチの上で8時間じっとしていても直らない。少し足を伸ばして、胃が動いたりすると、吐き気がしてくるという状況で、にっちもさっちもいかなくなった。インド旅行の最終日を思いだして、実に惨めな気分になった。それでも、なんとか背中で這って、猫にゴハンをやり、やっとこさ自分のベッドにたどりついたが、症状はおさまらない。とうとう、ラマーズ法の分娩時の訓練を思いだして、声に出してうめくことにした。そのほうが、痛みが和らぐような気がするのである。激しい痛みというわけではないが、あの胃腸へのものすごい圧迫感は、ものすごく気分が悪く、体がまったく動かせないというのは実に苦しいものだ。心臓もぱくぱくしてきて、背中も痛くなってくると、死んだ父親が倒れる前に、背中がだるいと言っていたのを思いだした。心臓が止まる前に、背中に症状が出るのである。救急車を呼ぶのかな、呼んだら高くつくよな、とかいろいろ考えてたら、うめいたのがよかったのか、ちょっと楽になってやっと眠りについた。目がさめたら、圧迫感はないけれど、やっぱり胃腸は本調子ではない。だいたい24時間近く何も食べてはいないのに、お腹がすいたという感覚がない。さては、これは胃腸がかなり仕事をしたらしい、静かに休むしかない、と、次の日は一日何も食べずに寝ていた。背中で這うという芸当をしたから、今度は背中と腰をやられてしまったのである。やっと今日になってごそごそ起き出してきたと思ったら、今度は、家のヒーティングシステムが壊れたらしいのである。うんうん言いながら寝てた夜は、雪が降っていたから、システムが一晩中働いていた。どうやら、それで力を使い果たして、とまってしまったらしい。やっとこちらは、食べる元気も出てきたというのに、今度は手が凍える始末である。窓の外は、氷雨が降っている。雪が雨で溶けても、すぐに氷となる。危ないからと、もう3日ほど外には出ていない。ドライブウエーは雪が積もっていて、車を出せる状態でもない。そういえば、きのうだったか、どこからかメキシカンの男の子二人がシャベルを持って、雪かきしましょか、いくら払うか、と来た。相場が分からないから、いらない、と言って追い返したが、こんなことなら、してもらっておけばよかったなあ。。おお、これが老後というものか。一人は気楽でいいけれど、やっぱり病気になったり、家に不具合が生じると、寂しいものである。誰かの手助けがなかったら、暮らせなくなるということでもある。(悲)でも一つだけ、家の中で手が凍えても、案外けろっとしている自分にびっくりしてもいる。さすがあ、日本人だ!!!(笑)局所暖房の日本の冬の家は寒い。。それに慣れてるから、けっこう平気でもあるのだ。日本に帰ったときは、寒い、寒いと文句たらたらだったが、案外役に立つではないか。2週間、暖房なしで乗り切るぞ、省エネだ!!!(笑)ああ、それにしても老後!!! どうなることやら。。やっぱり年はとりたくないなあ。。(悲)
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