〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2009/04/30(木) 新聞で見かけた言葉ー法とは
これからの職場での戦いのために、自分に刻みつけねばならないこと(笑) 

「法律は万人を守るものではなく、知っているものを守るものだ」

通わされているカウンセラーは、ドラキュラに「ハロー」を言えとうるさい。これからは、見かけたら「ハロー」ぐらい言ってやろ。。「ハロー」なんて、法律を知って、ドラキュラの合法的殺し方を学ぼうとしているものにとっては、おならをするようなものだ!!!(笑)

2009/04/29(水) 職場戦争ー差し戻し
きのう、職場の弁護士たちとミーティングがあって、2ケ月前に大学の法務部へ行った私の抗議書が、人事部に差し戻されたというニュースを聞いた。何、それ。。。弁護士たちの部ーアファーマティブアクションとなんとかなんとか(キャンパス全体に向けて、差別などしないようにというトレーニングをする部である)、という部と人事部は、同じビルを共有しているけれど、別の組織だから、人事部のことはそっちでやってくれ、と法務部からお達しがあったというのだ。ふ〜〜〜ん、なんか臭いなあ。。。先週の「同僚告げ口事件」で、何か新たな展開があるかも、とは思っていたが、トップが法務部に声をかけて、こっちでやるから、と差し戻させたのではあるまいか。いよいよやっと法律と照らし合わせるための本格的な調査が始まるのだが、調査員は、私もバカ女も毎日顔を見ているジェシーという人である。彼は、組合がからむ労務関係を専門にする人で、弁護士でもないという。これで、公平な調査ができるのだろうか。内輪でまるめこむ、ということになるのではないのか。その部分を弁護士に問うてはみたが、法務部の弁護士がやっても、アファーマティブアクション部の人間がやっても、参照する法律や大学のルールは同じだから、と言われれば、私になすすべはなし。。(悲)くそっ、またしてやられたかも。。。ただ、私が抗議書を提出した弁護士としばらく話していて、新しい認識を得た。つまり、hostile atomosphere が、ある特定の人間に向けてのみ作りだされ、それが人種、色。。。に基づくものならば、法的に違法とできると。。。おお、それなら事例は山ほどあるではないか。居残り番犬事件、同僚告げ口事件、反移民メール事件、黒人隔離命令事件。。。この8年間、私を取り巻いていた部の空気は、hostile atomosphereにほかならないわけだから、う〜〜ん、こういうことを申し立てるには、やっぱり第三者の知らない弁護士よりも、よく知っている人のほうがいいかも知れない。。ようし、今日は、このhostile atomosphereを構成していた、あらゆる事例をリストアップして、大きな紙に書き出して、ジェシーに提出できるようにしておこう。差し戻されて、よかったことーこれで、この件はたぶんすぐに終わるだろう。。。法務部にいくと、1年がかりと覚悟をしていたが、ジェシーがやるとなると、たぶんトップがコントロールするだろうから、結果は思いもかけず早く出るに違いない。それにしても、最初に抗議書を提出したのが1月末。あれから3ケ月。この3ケ月、結局、説得?といった感じの話し合いはなされたが、バカ女への”罰”は一切なかったらしい。”罰”は、法律が決めることだからである。ああ、これだから、法律が必要になるようなことに関わるとろくなことがない。この3ケ月の私の精神的負担はどうしてくれるのよ。。。あげくに、調査の結果が、あの女をまだ部に残す、みたいなことになれば。。。何も悪いことをしていない私が、部を出て、自分で職探ししなければならなくなる??? とんでもない、私の新しい職探しは、絶対に上にやらせる。。。それだけは譲らない!!!よし、リスト作り、思いっきりやってやろう!!ジェシーがびっくりするぐらいやってやる!!!(笑) これだから、差し戻されたかもなあ。。法務部の人間に、あの職場がどれだけ腐っているかを、私のへたな英語でべらべらしゃべって欲しくなかったのでは、とも思うのだ。。。(笑)そういえば、調査がいよいよ始まるというので、トップからのメモが二つ、弁護士から渡された。どうやら、私が望んだとおり、日々の監督は、バカ女から直の上司に一時的に移すとある、でもマスクはするな、マットは持ってくるな、と細かく書いてあった。バカ弁護士の顔を立てたな。。。(笑)マスクはするな、と言われても、ニュースを見たら、みんなしてるではないか。案外、ここでも、みんながするようになるかも知れない、と、私のケアをしてくれている弁護士が言った。私、まだあのマスク、持ってるよ、と言うと、弁護士がげらげら笑った。(笑)よし、いよいよ、戦闘開始である。できるところまで、とことんやる。ドラキュラに十字架を押し付けて、あの女が断末魔の顔をしながら、白い煙とともに消えていくのを必ず見届けてやる(笑)−そういえば、あの1月末、廊下であったトップの目をにらんで、”あの女を殺せ”とメッセージを送ったのだった。(笑)あれから3ケ月、あの一瞬と今がやっとつながった。ああああ、ほんとに疲れる、疲れる。。。

2009/04/25(土) マスクと戦争と
日本からのテレビをつけてびっくりした。マスクをつけた人がうろうろしている絵を流している。メキシコで、豚インフルエンザがはやってて、アメリカでも患者が出て、というニュースである。で、日本の空港の絵も出てきて、入国管理官もマスクをしている。ああ、やっぱりマスクをしている人間って異常だよな。。(笑)職場に私がマスクをしていってたときは、そりゃもう、みんな気味悪がってただろうな。テレビを見ながら、思い出し笑いしてしまった。(笑)それでも、そのうちアメリカでもみんながマスクをしだすかも知れない。私には先見の明があった??? (笑)配偶者は、同僚の葬式から帰ってきた。若いとき、ベトナム戦争に行った人で、死因にはどうやら枯葉剤が原因の血液の病気がからんでいたそうな。若さにまかせて、そしてGIビルが必要という家庭的、経済的理由にすぎなかったかも知れないのに、そんな偶然で決めた大昔の経験が、考えもしなかった形でその人の中で生き続け、30年にわたってむしばみ続ける。ああ、経験とはなんとむごいのだろうか。そういえば、別の部の人だけれど、私が二週間ごとにタイムシートをチェックしている人の中にも、もうこちらの世界には適応できなくなってしまったかのように、ずっとミリタリーリーブを続けている人がいる。一度リーブが終わっても、またしばらくすると、イラクに戻っていっているのだ。どんな人か知らないけれど、タイムシートを見るたびに心が痛む。3年か、4年か、もうかなり長期間にわたっている。精神はもうかなり痛んでいるのではなかろうか。不在が長くなると、そのうち家族生活も崩壊していくことも考えられよう。戦争なんて、ほんとに国家のエゴでしかない。。国家のエゴに翻弄されて、人は自分の命、人生を落とす。。。それを国家は褒め称える。。国家という顔のない化け物め。。。国家に比べると、マスクで表情を消している人間なんてかわいいもんだ。。(笑悲)

2009/04/22(水) どぶ魚と人間
娘がもう5年以上も前に、店から1ドルで買ってきた金魚がまだ元気に生きている。有難いことに、水は汚いほどうれしそうなのだ。要するに、糞やら水あかやらで、水もガラス容器も緑色で、魚の姿が見えなくなることも多いのだが、それでも死なない。「魚はきれいな水に住めない」という諺とはこのことか、と納得しているが、言い換えれば、あのきれいな熱帯魚はどうなってるのか、と思った。そういえば、スノーケリングに行くのは、南のきれいなきれいな透き通った水だし、家で飼うときも、なにやらいっぱい器具のいる大変そうな魚である。要するに、見せるためのきれいなものは弱いんだな、と考えていたら、配偶者が言った、この魚はどぶ魚だ、こいといっしょ、だから強い。。どぶ魚とはかわいそう。毎日えさをやってかわいがってるのに。。。それにしても、アメリカ人にとっては鯉とは最低の魚らしい。ダコタで日本語を教えていたとき、鯉はきれいな魚だと言ってもわかってもらえなかった。鯉と聞けば、錦鯉を想像するのは日本人特有なのだ、とあとから学んだ。アメリカ人にとっては、鯉とは灰色の汚いどぶ魚なのだ。
見かけの悪いどぶ魚、それが何やねん、という気持ちが私にはある。(笑)どぶ魚で8年間、この職場で働いた。「ぼろは着てても、心は錦」と思っていたから。。(笑)ところが、アメリカというところは、見かけがものを言うところのようで、勝負となると、見かけも錦ではなければならないようだ。見かけも心も錦となると、もう怖いものなしだ!!!(笑)ここ2、3日、前にいる同僚が、沈みかけた船(バカ女 笑)に根も葉もない、私のくだらぬことを告げ口に言って、それがすぐにトップにまで飛び火して、バカ女も、沈みかけた船でもクルーズを楽しみたい同僚も上かr呼び出されたようで、ちょっとばたばたしていた。どぶ魚は、見かけが灰色であろうが、錦であろうが、目だけはぎょろりと動かして、職場の空気を読む。今のところ、「ぼろは着てても、心は錦」のどぶ魚のエネルギーに生かされている。感謝である。(笑)

2009/04/20(月) 北一輝と職場
北一輝の文章を読んでいて、以下を見つけた。第1次大戦後のベルサイユ講和における日本のやり方を批判した文章である。思わず笑ってしまった。「戦争すれば必ず鼻糞ほどの土地でもとらなければならぬという伝統的思想がまずこのことに累しておる。これは金を貸せば必ず利子を取らねばならぬという質屋の禿頭の考えであって大建国者の大策でない。」
う〜〜〜ん、「大きい」ということはこういうことか。納得である。(笑)となると、私の職場での戦いはこれからどうやったらいいものか。一番のトップが、私に、給料課に残れ、とは絶対に言わないだろう。そんなことを上から言えば、私が、給料いくらあげてくれるの、と言い出すことは自明だからである。だから、このところ、そこまでバカ女に不信感をもってるのなら、ほかの仕事を探すしかないよね、みたいなプレッシャーがかかってきている。給料はあげずして、でもタカコは給料課に残して、30年も勤めたバカ女を上がコントロールするから、それでなんとか折り合いをつけさせて、丸く収めようというのが上が望むところである。質屋の禿頭にはなりたくないし、なる必要もない。。しかし、どんなことがあっても、あのバカ女が私の上司として居残るいう状況には絶対に屈しない。あの手の女は、夜中になったら石の棺おけから起き出し、にたにたしながら目をむきだすドラキュラと同じである。とどめは、最後まで刺しておかねば、必ず後ろから自分が刺される。上の目を盗んで、何をしでかすかわかったもんじゃない。まあ、いつになるかわからないが、法務部からのお達しが来るまで、自分のレベルでの「大建国者の大策」とやらを考えねばならぬ。(笑)自分のキュービクルの周りににんにくをつるしておくとか。。(笑)最近である、なんで男たちがまるで自分が一国の首相にでもなったかのように、天下国家を論じたがるのかがわかるようになったのは。一国の外交も、職場の戦いも本質は同じではないか。相手に何をえさとして鼻先につるし、そしてどうやって、自分の欲しいものを相手からとりあげるか、ただただそれだけである。。(笑)

2009/04/18(土) イチローの言葉
野球のことはさっぱりわからず、なんで走るだけで大金がもらえるのかわからない、と、職場の「野球の日」に同僚に言うと、自分の息子が野球の奨学金でカレッジに行くという同僚は、何よ、それ、と、冗談とはいえ毛色ばってつっかかってきた。ああ、あんたは、金持ち男のお母さんになるんだね、とおだてると喜んだ。(笑)
だから、イチローがどうのこうのと世間が騒いでも、何も感じないが、今日のニュースに流れていたイチローの言葉を読んで、私でもイチローの強さを感じた。

張本さんが見ていた景色がどんなものか。頂に登ったときの景色がどんなものか、感じてみたかった。

マスコミのインタビュー向けのありふれた言葉では、これだけの言葉は出てこないのではないか。イチロー選手の野球への貢献度はどんなものなのか、私はさっぱり知らないが、ただ一つ、思ったのは、頭が非常にいい人で、けっこう自分だけに正直に生きてきた人間ではないだろうか、という思いである。最後は、自分だけに正直に、である。。売れないライターの自己満足。。(笑)イチローとの違いは、やはり天才と「売れない」の違いだけど、天才ばっかり見てうらやんで、ぐだぐだ言っても仕方がないではないか。やっぱり自分だけに正直に、である。(笑)

2009/04/16(木) 資料読み
今日、オフィスに出てくると、駐車場にパトカーやら消防車が2台、救急車と、えらくにぎにぎしい。。こんなこと初めてである。どうしたの、と聞くと、隣のオフィスで火事が発生したとのこと。。火事。。やったあ。。。(笑)でも、煙が出てるわけでなし。。。家に帰ってもいい、という許可が一時は出たようで、じゃあ、帰ろかな、と来たばかりなのに、また車に乗ろうとすると、中に入っていく人の列が見える。。。あれれ、と思って、また車を降りた。結局、仕事をすることになった。まあ、大事に至らなくてよかったけれど、どんな火事だったのか、誰も知らず。。(笑)今、夏の学会での発表の準備をしている。あわてて資料を読んでいるのだが、このあいだ、ワシントンの国立公文書館でとってきた資料を読みながら、ちょっといやな気分がしている。戦前戦時中にアメリカ政府に協力した日本人の資料だ。つまり、あれは悪だ、スパイだ、と同胞を売っている資料である。ああ、いやだなあ。。いい情報なら、政府からお金がもらえたのかどうか知らないけれど、やっぱりこういうことはしたくないなあ。。日本人村で、あ、あれはスパイだ、と思えば、知らぬ顔をしてたらいいのに、それをFBIに売るなんて。。。やっぱりこうなってくると、その人の生き方ということだろうなあ。やるな、と言っても、それは正しいことだと思えば、するだろうし。。人によって、日米両国に対する距離感は違うのだから。。。まあ、私も上司を訴えたことだしな。(笑)誰にも相談しなかったおかげで、堂々とやっちゃった。。これを人に相談するなんてことをしていたら、たぶん「やめてたほうがいいのでは」みたいな牽制の声は、同胞から聞こえてきてたに違いない(笑)気分は悪くなるけれど、その時代を生きたそれぞれの個人の生き様が映し出されていると思えば、楽しくもある。いつか小説でも書きたいものだ。。。敵国に同胞を売る日本人の小説。。。読みたいという人、いるかな。。。読んだら気分が悪くなりそうだな。。。ああ、また売れる本は書けそうにないなあ。。(笑)

2009/04/13(月) 象徴天皇
珍しく、日曜の午後、日本語テレビを見続けた。一つは、金婚式を迎えた天皇夫妻?(こんな言い方をしてもいいものか???笑)の特集ものと、もう一つは、日露戦争に勝ってからの日本の植民地経営についてのドキュメンタリーである。台湾が主テーマだった。皇居といえば、あの堀に囲まれて、石垣がつみあがっているような絵しか知らないので、今回番組で、皇居の中には、いわゆる仕事部屋の宮殿とか御所という名の生活住居とか、テニスコートとか、あと祭祀をとりおこなうお宮さんみたいなのがあると知った。あのお宮さんみたいなのが、昭和天皇のお葬式(?こういう言い方をしてもいいものか。。。笑)とか、雅子さんの結婚式が行われたところ??? それにしても、番組を見ていて、ああ、これだったのか、と目から鱗が落ちるような気持ちで納得したことがある。日本人のナショナリズムは、この象徴天皇の存在にあるのではないか、と。何が日本人たらしめるのか、という問いはいつも私の頭の中でくすぶってきたが、その答えは、象徴としての天皇、それもよりにもよって「国民統合の象徴」とされる天皇の存在こそが、自らを日本人という枠組みにおさめることを当然とする人間の精神風土の枠組みではないのか、という考えにいたったのである。火山が爆発して、多くの被災者が出たときに、天皇がお見舞いにでかけて、天皇が体育館の床にひざをついたなんてことはどうでもいいのである。人間天皇であろうが、現人神の天皇であろうが、どっちでもいいのである。天皇の存在を、無意識ながらでも当然と感じられる、それが日本人としてのアイデンティティのよりどころであり、枠組みではないのか。だから、戦争中、アメリカ政府は日系人に聞いたのである、天皇に忠誠を誓うか、誓わないのか、と。番組を見て思った、今の日本人に同じように問えば、全員が誓うと答えるのでは。。。忠誠とはなんぞや。。それは問うまい。が、日本人ということはそういうことなんだ、と、ふと感じて、すごく納得したのである。自分に「日本人」という枠組みを課してしまえば、その枠から逃れるのは非常にむずかしくなるだろう。いつまでも、どこまで行っても、私は日本人という感覚がついて回るだろう。それは幸か不幸か。そうやって日本国家は、もしくは人間か神か、天皇という存在は、国民とその発想を縛ってしまうのではないか。
でもそういう感覚って、アメリカが押し付けた?戦後教育が教えた個人の自由と平等といった理念とはまっこうから対立するものではないのか。番組から感じた印象は、日本人にとっては今だに、天皇が象徴する国というナショナリズムへの奉公のほうが、個人の幸せ追求よりはるかに強力という感じがした。だいたい天皇ご夫妻(笑)は、自分たちが外国訪問したときにお世話?になった人たちを宮殿にご招待して、お礼をするそうな。何それ、と思った。(笑)領事館勤めの人は、自分たちの仕事をしただけである。何も天皇がわざわざ宮中に呼んでまで、お礼を言うことではない。でも、そういうことが疑問視されることなく、平気で行われることによって、「日本人」という枠組み、もしくは罠はだんだん深く、そしてきつく国民を締め付けていき、身動きできなくしていくのではないのか。
敗戦直後、GHQと交渉して、「国体」を残したのは誰か知らないけれど、それは決定的な大失敗だったのでは、と思ったりする。結局、残された「国体」が作っている社会制度が、戦後教育制度が作りだしてきた人間のあいだに乖離を生み、結局形骸化した民主主義を作りだし、かつ人間も社会も大混乱を起こしてしまっているのではないのか。。要するに、人間も社会もどこへ行ったらいいのかわからなくなっているのである。
そういう感覚は、台湾経営のドキュメンタリーを見ていても思った。植民地経営に乗り出したのは、欧米に一等国と認めてもらいたかったから。だから、台湾の経営には失敗するわけにはいかなかった。でも、フランスの同化方針で行くか、それともイギリス式に間接統治ー統治しても分離ーにするかわからなかった。だから、表面的には仏式に「臣民」とするけれど、内実は英式に「分離」にしたんだと。日本って、いつもそうやって、日和見式にどっちでも動けるようにしておいて、そしてそれが「賢い」と考えるようだけれど、結局はどっちもダメになって、混乱して行き場がなくなるんだよね。人間であろうと神であろうと、「国民統合」の象徴天皇を掲げながら、学校で「個人」だの「自由」だの教えても、結局混乱してしまっているのと同じである。(悲)
ああ、私の思考はどこに流れていくのか。次は「天皇機関説」かも。。(笑)それにしても、台湾の人が流暢な日本語で、身体に刻み込まれた教育勅語を暗誦するのを聞いて、台湾で話を聞いた人を思いだした。今から10年以上前、あの当時は、まだまだ日本語が話せることを隠していたいような感じだった。今はもう、あんな風に、戸外で、テレビカメラに向かって、日本語で自由に話せる雰囲気なのだろうか。よかった、よかった。。台湾の人の口から自由に出てくる教育勅語を聞きながら、日系アメリカ人の口から聞いた教育勅語を思いだした。すごい。若いときの教育は。。象徴なんて、これまた中途半端な抽象的なものを振り回すから、国民はますます混乱しているのでは。(いやいや、男でなければならない、という部分だけは具体的でわかりやすいけれど。。笑)象徴といった「詭弁」でごまかすのではなく、何か身体に刻みこまねばならない「思想」の有無こそが人間と社会を作るのでは。。。教育勅語を身体に刻みつけている台湾の人を、日系アメリカ人を、私は心から尊敬する。彼らの不幸な時代は、彼らが選んだものではない。でも、彼らが身体に刻み込んだものは、必ず彼らの生きる力となったと心から信じるから。問題は、時代による変遷を乗り越えて、新たなエネルギーに変わるだけの「核」とだったかどうか、ただその一点だと思うのだが。。。

2009/04/10(金) 新聞記事から
一日休みをとった。仕事がないから。。(笑)効率よく仕事をしたら、4、5日で仕事がなくなるのが公務員の世界である。家でごろごろ。。やっと庭で、チューリップの小さなつぼみが見られるようになった。でもまだ桜のつぼみはなし。。。水仙ももうすぐ花が開くだろう。。。新聞記事で、いい言葉を見つけた。6年前に脳梗塞で倒れた野坂昭如を介護している奥さんの言葉。。右半身が不自由な作家は、それでも「あと、三作は書く」と言っているそうな。奥さんの言葉「今の野坂は目が鋭くて研ぎ澄まされた感じがするんです。倒れる前より、いい男ですよ」
倒れる前より、いい男ーそういう美学をめざして、私も生きたい。(笑)そういえば、職場では、抗議書を出してからこそ、いい女になったよな。。毎日、化粧して行っている。。(笑)転機の本質を見抜き、それをエネルギーに変えること。。。そこに、すべての無駄を削り落として、自分にとって何が必要かが浮かび上がってくる。。そこに自分を賭け抜いてみるーそれが自分の美学ではないのか。

2009/04/09(木) 職場
2、3日前のサイド攻撃が効を奏したのか(笑)、おとといだったか、私とバカ女以外の4人が、1時間ほど会議のためにどこかに消えた。あ、来たな、と思って、みんなが出てきたときの様子やら表情を見張っていた。(笑)直の上司がにこにこしている。ああ、大丈夫だ。。(笑)きのうは、バカ女だけが、午後のしばらく消えていた。ふんだ。。(笑)要するに私が、アホ弁護士のメールで、まるで部の全体が私を追い出しにかかっているように感じられると脅したものだから、あわてて周りの状況を変えて、私を押さえにかかっているように見える。(笑)でもあの会議以降、部の風通しがよくなったのは確かだ。すくなくとも、休暇願いのメールのコミュニケーションは全員に流れるようになった。よかった、よかった。。(笑)こうなってくると、バカ女だけが蚊帳の外かも。。。ざまあみろ。。確実に、あの女のオーラは消えている。(笑) で、今日は、「野球デー」ということで、人事部全体が、何か野球に関するシャツだのを着て、食べ物をもってくる日である。月に一度、こういうテーマを決めて、気分的に遊ぶ日がある。ああ、なんという職場か。。でもまあ、小人閑居の公務員、他人のあら捜しをするよりは、そうやって自分たちでイベントを考えて、もちよりの食べ物を食べているぐらいがちょうどいい。(笑)これまでは、私は知らん顔をして、残りものだけ食べるようにしてたのだが、いよいよ私も抗議書提出以降、本気でこの部署を相手にしなければならなくなってきたので、配偶者がもっていた大学の野球帽をかぶり、果物を切ってジンジャーエールにつけたものをもってきた。きのうの夜、うんうん言いながら、何か簡単、安価で、それでもなんとか見栄えのいいものはないか、と探したものである。(笑)結果ーみんなハニージューメロンを食べない。どうしてか、と思うと、思いつくことがあって、隣の人に聞いた、あのお、メロンを切るとき、緑の部分は全部切るの??? 同僚曰く、うん、私は切るよ、すいかのときも。。。ふ〜〜〜ん、私が切ったメロンは全部緑の、硬い皮ではないが、なにやら内皮みたいなのがついている。おお、それで売れなかったか。。。子ども時代、すいかの赤い部分だけではなく、内皮の白い部分まで一生懸命食べていた私のお里が出たということである。(笑)
何やかんや言っても、食料が安くて、他国の移民をいくらでも養っていけるアメリカよ、そんな国で育ったアメリカ人には、メロンの緑の内皮?を食べるなんて、考えられないんだろうな。。私は、食べないということが考えられない。。(笑)ああ、日米ギャップは大きすぎる。それとも、単に私が貧乏育ちなだけ。。。(笑)

2009/04/03(金) 新たなる戦いー笑
また勃発した。(笑)今度は、大学の一番の実力者の娘からである。弁護士である。できの悪い弁護士だと思っていたが。。案の定。。。(笑)きのう、帰るまぎわにメールが来た。あんたが、オフィスで体操をしているといくつかの報告がきた。オフィスはプロフェッショナルの場所で、ヘルスクラブやフィジカルセロピーをする場所ではない。即刻やめるように、と。私が月曜からマットを持ち込んで、腰がだるくなったら横になって休んで、と仕事をしてきたのを、誰かが体操している、とつげ口したらしい。ふん、アホか。。。ここで働きはじめてから、腰が悪くて、床にねっころがるなんてことは何度もしてきている。今までは誰も何も言わなかったのに、なぜ今回はつげ口したか。私がバカ女にしたことを知ってる、ここの古株連中がバカ女を加勢して、逆襲に出ているに違いない。またよりにもよって、一番トップまでメールを転送しているではないか。私がなぜ横になっているか、私に聞くことなく、こういうメールを流すなんて、お前、それでも弁護士か。。よし、この機会をつかまえて、どっちがプロじゃないか、私がどれだけプロになれるか、トップに見せつける一番の機会にしてみせてやる、と思って、すぐにメールを書いた。先週はずっと病欠していたこと。。職場で横になれないということは、完治するまでは出てくるな、ということだ、その時は病欠が2週間近くなるだろう、そのことについては一切文句を言ってくれるな、もちろん医者の証明がいるなんてことも言わないでくれ、これは私の持病で、医者に行っても医者が何もできないことはようくわかっているんだから、ただ寝て待つだけなんだから、それから私は職場をヘルスクラブなんて、一度も思ったことがないことは理解してくれるように、と言いたいことはきっちり書いて、それでも「ご迷惑をかけて申し訳ございませんでした」とバカ丁寧に、メールの始めと終わりに書いておいた。さあ、どう相手が出てくるか、と、きのうの晩は、また戦術を練りながら、寝たのやら寝られなかったのやら。。(笑)そして、今日出てくると。。。なんときのうの夜7時50分発のメールが届いているではないか。ああ、だいぶしぼられたな。。(笑)あの女が7時50分まで仕事するはずがない。。それにしても、内容がさっぱりわからん。。配偶者に転送して読んでもらったが、英語がひどすぎて、何のことかさっぱりわからん、とネイティブの人間でも言うではないか。お前、それでも弁護士かよ、アホはへたに動かぬほうがいいんだよ。しょせん、しっぽをつかまられるだけなんだからさ。。。(笑)思うに、トップは、私が仕事をすることを知っている。バカ弁護士、トップに怒られのではあるまいか。具合がしょうしょう悪くても(家にいるのには飽きていた。。笑)、マットに横になりながらー悪いときで、2時間ごとに10分ぐらい横になってただけだ。ー仕事をしようとする人間の気持ちをそぐように責めてどうするんだ、みたいに。私に向かって、自分の顔をつぶすようなことは書けないから、正直には謝れないけれど、同時に、私の書いたことはあんまり気にしないで、これからも働いてくれ、みたいなことは言わねばならぬ、で、結局、「ありがとう」を3回も並べながらも、肝心のことについてはわけのわからぬことしか書けないという状況である。私がこれからマットを持ってきてもいいのかいけないのか、ぜんぜんわからぬ。。情けないことだ。で、私のほうは、このバカ弁護士を逆に利用してやれと、私が抗議書を出した弁護士に書いてやった。思うに、いよいよ給料課だけでなく、人事部全体が私に出ていけと言っているように感じられる、この閉塞感はどうしたらいいものだろうか、州はどこまで私を助けてくれるのか、と暗に追及。(笑)相手からの攻撃をうまくそらせ、かつ正面きってではなく、サイドからの自分の攻撃にして、自分に有利に運ぼう。。ああ、たいへん、たいへん。。。(笑)それにしても、公務員の世界って、ほんとにほんとに、小人閑居して不善をなす、の世界である。小人ばっかり。。。暇だから、他人のあら捜ししかできないのである。あら探しして、他人の足をひっぱり、そして相対的に自分を高めようとする。。。バカ女が長年やってきたことだ。。みんなそうである、大なり小なり、ここでは。。異動先は、キャンパスの掃除係を希望すると提案してみようかな。。青空の下で、ごみを拾う役である。こんな腐りきった事務所で暇つぶししているより、外でごみを拾っているほうがずっと健康的だし、世のためになるというものではないか。(笑)

2009/04/02(木) ペット
我が家のネコちゃんたちが、きのう14歳の誕生日を迎えた。なにやら人間で言うと、98歳ぐらいとか??? このごろ、寝る時間が長くなってきてるようで心配である。でも、夜になると、私の布団に来て、私の顔をひっかいて、中に入れてくれ、とおねだりするからかわいくて、かわいくて。。(笑)同じ親から同じ時に生まれた兄と妹だというのに、性格はぜんぜん違う。。。妹は意地が悪い。。お兄さんはひたすら耐えるタイプ。。。人間もネコも、動物はどこもいっしょ???(笑) 
ネコちゃんたちに、私より先に逝ったらいかんよ、と言ってる私。。。そんな自分がいとおしい。。(笑)

2009/04/01(水) 刻みこんでおきたい言葉
新聞記事(北米毎日2009年3月25日付)発信箱より

老老介護についてー
(1年前に寝たきりの妻を殺害して、執行猶予つきの有罪判決を受けた88歳の男性に)事件のことを尋ねると、「あれでよかった」と穏やかに繰り返す。その言葉に無理な響きは感じられなかった。目を開けず、言葉も交わせない妻と長く時を刻み、少しだけ早く妻が逝き、もうすぐ自分も追いつく。毎日仏壇に手を合わせ、心はいつもそばにある。そんな夫婦の姿は幸せそうにすら映った。

意識の戻らぬ妻を13年間毎日世話したそうだ。すごい。自分が病気になって、これは大変、ばあさんを一人置いていけない、と焦ったそうな。どうやって殺したかは記事には書いてなかったが、「あれでよかった」と穏やかに繰り返す、夫のその気持ちこそが愛だと思う。「愛」はちまたにあふれかえっているけれど、ほんとの愛は、誰にも口にはできない、言葉にはならないもののはずなのである。「愛」という言葉を口にする、口にできることが「幸せ」と考えている人は多いのではないか。とんでもない。。口にできるあいだは、まだまだエゴの塊である。すべてを突き抜けることーその向こうに、自分以外は誰にも決してわからない「愛」がたちあらわれる、「愛」とは基本的に一方的なものだと思う。つまり普通の人間関係には使えない言葉というのが私の説だ。。愛し合うなんてことは不可能なのだ。笑 男女のみならず、親子関係だってそうだろう。親の気持ちは子どもには絶対にわからない。それは子どもの気持ちが親にはわからないのと同じだ、愛とはそういうものであるーそれにしても法律は、夫の愛を罰したわけだ。法律なんてそんなものである。法律といえば、ああ、職場のバカ女、ここに居残る気かな。。。まだ、法務部から何の連絡もなし。。1年はかかるだろうな。(悲)1年後、私のこの心底からの軽蔑心はまだ煮えたぎっているだろうか。それとも、形を変えている???それこそが「愛」???(笑)


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