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2011/02/17(木)
変化
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急に気温が上がってーといっても氷点下より上ということだけどー、雪が少し溶けて、芝生の緑が見えるようになった。このまま春に、とは願うが、まあ、無理だろう。まだ2月である。来週にはまた雪が降るとか言っている。でも、5時になっても、まだ外が明るいというのはうれしい。春は近い。窓際族の文書整理課の職場のほうも、変化あり。これまでは、一般事務職員のファイルを整理していたが、いよいよ教授たちのファイルである。一番最初のファイルが実に面白かった。(笑)1973年ぐらいに、その人は雇用差別で訴えているのである。同僚の給料を図書館で調べあげ、8ページものレポートを書き、女性差別、給料差別を訴え、どうやららちがあかないから、と外の組織に訴えたらしい。そのあたりの経緯は、個人ファイルには残っていないが、公民権運動のど真ん中のことである。文書を見ているだけで、当時の熱気が伝わってきた。(笑)こういう抗議を見ていると、私のやったことなど、幼稚園の子供のお遊びみたいなものだ。(笑)でも、こういう人たちの闘いがあったからこそ、今の私があるのだ、とほんとに感謝の気持ちがわきあがってくる。変化を求め、改革を続けるアメリカのいいところだと思う。自分が歴史的主体であることを実感できるのである。 そういえば、きのうの日本からのテレビでは、宇宙飛行士の岩田さんが宇宙ステーションの船長になることを報じ、日本人初の快挙だとほめていた。聞いて、気持ちが悪くなった。(笑)あいも変わらず”日本人初”をくっつけたがる、くっつけなければアイデンティティを見出せない哀れな日本のメディア。岩田さんの給料は確か日本の宇宙なんとかという団体から出ているんだったっけ、シカゴに講演に来たときは、完全にコントロールされていた。で、思うに、日本のメディアに向かっては、日本をほめよ、と指示されているのだと思う。(笑)「日本人の”和”の心を大事にして」と、紙を見ながらしゃべっているではないか。笑ってしまった。(笑)日本人の”和”を大事にするような人なら、船長にはなれなかっただろう。アメリカで生き抜いていくのに一番大事なところを、日本人は隠す。その代わりに、日本人の「和」を言わせて、ナショナリズムを掻き立てようとする。それが、日本を、日本人を姑息にし、追い詰めていく。岩田さん、がんばれ。。日本人だからではない。アメリカでがんばっている一人の人間として。。テレビは、日本人として初めて、を言いたがるが、そんなこと、どうでもいいことだ!!!それがわからない限り、ロシアはもっと日本に迫ってくるだろう。今度の日露戦争は、もう日本は勝てないぞ(笑)
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