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2011/05/31(火)
明日の記憶
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日本から帰ってきて、数日が経った。今だに時差ぼけ気味だけれど、今一番一生懸命やっていることー庭の草抜きである。(笑)土をいじり、花を眺めていると、心から気持ちがなごむ。母一人子一人になって17年。親戚もいず、母を見るのは私しかいないという状況で、いくつかの大きな決断を下すのは、かなり厳しいものがあった。病院に行こうとバスに乗ると、おなかしくしく、朝起きると、もうおなかしくしく、という状況は、私自身が限界に達していることを実感させた。それでも、邂逅の時間を求めて、来月また日本へ行く。誰もが言う、どうせ後悔するんだから、今できるだけのことをせよ、と。どれだけの時間が許されているものなのか。いつか必ず来るとはわかっていたけれど。ただただどんな形でやってくるのかを心配していた。そして、気づいたときは遅すぎたのである。。そして誰もが言う、自分を責めてはならない、と。親の心、子知らずで、一生懸命育てられた子供は、子の心、親知らずといいながら、親離れしていく。が、再び親子が顔を付き合わせるとき、子供は再び「親心、子知らず」を突きつけられる。子が自分をどんなに責めても、答えは見つからない。(悲)親を見送って初めて、子は、ほんとの意味で大人として成長し、自立するということかも知れぬ。鳥たちは、一度親の巣を離れれば、もう二度と巣には戻ってこないのに、人間とは。。。あまりにも哀しい存在である(悲)
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