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2012/05/06(日)
お葬式
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シナバーはいつも私を待っていてくれた。日本へ行く直前に亡くなって、私が日本から帰ってくる前日に、家に戻ってきた。きれいな缶に入っていた。けっこう重たかった。いよいよお葬式をして、庭に埋めることになった。いつも家の窓から眺める大木の根元に埋めることにした。いつでもながめられて、私がいなくなったあとでも、大木と一体となって、この世界に生き続けられるように、と。穴を掘って、缶をあけた。ビニールの袋に入っているものを見てびっくりした。もう完全に砂のようになっていた。一体何度の温度で焼いたのか。骨のようなものはまったくなかった。骨を探して、父親の骨拾いをしたことを思いだした。白くどこか人体の形に骨が並んでいたのを覚えている。長いお箸で1個か2個拾った。家に持って帰ってきて、壷をあけたのも思いだした。シナバーは砂になってしまった。穴に入れて、それから少し土をかぶせて、それから好きだったクッキーとミルクをたっぷり流して、また土をかぶせて、その上に墓碑のつもりで石をおき、そのそばに紫の花を植えた。そして、シナバーにもう一度、ありがとう、と言った。これから毎朝、庭に出てくるたびに、シナバーにおはよう、と言える。毎年命日の4月20日には、花を植えよう。シナバー、ほんとにほんとにありがとう!!!同い年の妹のケロは元気だよ。きのうの夜は私といっしょに寝たよ。ちょっとジェラシー???(笑)ケロのことは心配しなくていいからね。まだ、シナを探してるみたいだよ。。まだ変な声で鳴いてるから。。。いつかみんないっしょになれるよね。。。(悲)
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