〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2013/12/16(月) がっかり。。
というよりは、失望感が大きすぎて、がっくりだった。話題となったドラマ「半沢直樹」である。アメリカに帰ってくると、最終回をやってたので、喜んで見た。見終わって、がっくり来た。ああ、これが日本社会というものか。悪を悪とさばけなくなっているのである。誰が脚本を書いたのかは知らないが、最後の悪は銀行の頭取だったというオチで、視聴者たちはどんなメッセージを受け取るだろう。どんなに戦っても戦っても、結局はバカを見るんだよ、というメッセージではないのだろうか。それが、今の日本をおおっているファシズムの皮膜ではないのか。結局は、戦うな、というメッセージだろうか。。ぞっとした。というのも、退職後に書き続けるテーマは、戦う日本人、にしようと思っているからである。アメリカでは、敗戦国民は戦わねば、存在感を得られない。いや、敗戦国民でなくとも、戦う人間が尊敬されるのである。どんなにいじめられようと、じっと持ちこたえて、まるで夜になると、棺おけの中で目をさますドラキュラの薄笑いのようにして生き延びる人間が、最終的には認められるのである。ゴードン平林を見てみろ。正しいことのために戦う人間には、それなりの成果が与えられなければならぬ。それが、民主主義社会というものである。が、ドラマは、どんなに正義のために戦っても、主人公は罰せられこそすれ、何も得られなかった。悪は罰せられることなく、のうのうと生き延びた。これは、社会全体がいじめを認めているという意味でもある。こんなメッセージしか出せないドラマを作る社会はもう民主主義社会ではない。「生きて虜囚の辱めを受けるな」という言葉が巨大な力をもって国民をおおった時代とそれほど変わらなくなっているではないか。ああ、おそろしや。。まあ、今の若い日本の男の子たちに、死を賭けて戦場へ行く勇気と気骨があるかどうかは非常に疑問だから、まあ、のさばった悪ーつまりいじめの中で、じっと我慢して、いじめられさせていただきます、みたいな言葉を連発して悦に入り、勝手に環境ホルモンに汚染されて、女性化して終わってちょ。(電車には飛び込むな。公の大迷惑である)それにしても、今ごろになって、ハリウッド映画の意義が少しはわかるような気がする。(笑)「半沢直樹」よりははるかにいい。戦って勝つ人間を賞賛するのである。大事なことは、勝って手に入れた力を何に使うか、である。自己保身と自己の権威主義に使う人間は腐るだけの存在。ほんとに勝つ人間は、自分の力を全体のために使うことを知っている。先日亡くなったアフリカのマンデラ氏といい、マーチンルーさーキング牧師といい、権威に抵抗し、戦い、権力に殺されても、かれらのスピリッツは生き続け、人々を鼓舞し続ける。本物とはそういうものだ。そういえば、きのうだったか、中国を侵略する日本軍の暴虐な行為に抵抗して、軍から脱走し、中国で医者として活躍した日本人のニュースが、オンラインで送られてきた。同じことは、アメリカがフィリピンの独立戦争を抑えにかかったとき、アメリカ軍にいた黒人兵士が、フィリピン人の状況は奴隷制に苦しめられた黒人と同じだと脱走し、フィリピン”反乱”軍についた黒人兵士の歴史にある。人間の価値を決めるのは、どこまで人間の普遍的な価値とともに生き、そしてそのために戦うか、その気骨と度量である。エンタメといえども、見る人間にそれを教えねばならないのである。なのにまあ、どんな脚本家か知らないけれど、小学校から英語教育を、とわめいているアホな文部科学省からでも圧力がかかったのか。戦う人間はトラブルメーカーだ、賞賛するな、みたいな???「半沢直樹」は実にくだらぬドラマだった。こんなドラマしか作れないテレビ局もくだらん。。別に秘密法案がどうのこうの、とわめかなくても、すでにマスコミはだめになっており、大本営と同じ御用マスコミにすぎず、かれらのニュースはいっさいあてにできない。(怒)


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