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2013/08/27(火)
心にしみること
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日本からのテレビ番組で、震災で子供さんを亡くした人たちが、子供さんと”再会”したという話を見た。部屋に気配を感じたとか、おもちゃが動き出したとか、夢に出てきて笑ってくれたとか。。。息子を亡くしたお父さんは、今、児童施設でボランティアで子供たちの世話をしているという。その気持ちはいやというほど分かる。私もきのうボランティアに行って、今まで動かないのだろうと思っていたおばあさんの左手の指が一生懸命動いて、ゲームのコマをつかもうとするのを見て、涙が出た。脳卒中で言葉も失い、意思表示がぜんぜんできない人だが、生きているんだず、気持ちがあるんだぞ、を突きつけてくるエネルギーに私は圧倒された。その日の気分で、おじいさん、おばあさんの態度はかなり違ったものとなる。それもまた生きている証拠である。番組の最後は、亡くなった子供たちといっしょに生きる、というメッセージが流れた。そう、自分が死ぬまでずっといっしょである。そうやって私の中で親も生き続ける。ただし、子供は成長するが、私の中の親は、最後に言葉を交わしたときのあの顔で終わる。でも、あの顔が私に力を与え続けてくれるのだろう。 もう一つは、別の番組で見た緒方貞子の言葉ー生きてさえいたら、もう一度チャンスが与えられる。。生きていることが大事なのである。生きよう。
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