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2013/08/06(火)
勝手な人間、私(笑怒悲)
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ほんとに自分でもいやになった。冬のあいだ、いろいろと鉢植えを買って窓のそばに置き、楽しんでいたのに、このごろ、鉢植えの世話をするのが面倒になってーといっても、単に水をやるだけなのだがー、植物が死ぬのを待っている自分がいる。要するに、どうやら冬のあいだ、窓の外が真っ白のときは、家の中に緑が欲しかったのに、夏になって、窓の外が緑一色になると、家の中にまで緑があるとうっとうしいのである。それも、庭に大きな木があるせいで、家の中まで日光が入ってこず、部屋が薄暗いのである。ただでさえ夏の日差しは短いわけで、いっぱい鉢植えを窓際に置いていても、なにやらしょぼんと枯れたような感じになるだけでーとりわけサボテン族はーある。薄暗い部屋の窓ぎわでしょぼんとしているサボテンを見ているとなにやら腹が立ってきて、勝手に死ね、という気分になってくる。(悲)それでお前はお払い箱だ、の気分で、実際にいくつかの鉢をデッキに出してやった。すると部屋の中がすっきりして、短い日光も差し込み、部屋が明るくなったような気がしてきて、気分がよくなった。というわけで、人間、ないものねだりをするだけの実に身勝手な存在であることを実感している。とはいっても、木の葉の色は少しずつ変わってきている。あと1ケ月もすれば、秋である。長かったような短かったような、奇妙な一年がまもなく終わる。母の一周忌をどのように過ごすか、の問いが今、私の頭の中をぐるぐる回っている。別に日本に帰らずとも、もう母はほんとに何も言わない。何か言ってくれるときに、笑われ、嫌われ、さんざんいやな思いをしても、帰っておけばよかった。ほんとにほんとに、人間は身勝手な存在である。(悲)
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