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2017/02/04(土)
ドラマ
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日本よりアメリカのほうがいい理由の一つー日本からのドラマが見られること、しかもコマーシャル抜きで見られること。(笑)日本では、お金を払う特別なプログラムに入っていないので、テレビでドラマはほとんど見られない。こちらでは見られる。ああ、うれし。。で、今、これまた腹を立てながら見ているのが「お母さん、娘をやめてもいいですか」というやつ。お母さんならいいけれど、ドラマの中では、若い30近いような女が、母親のことをママ、ママ、と呼ぶのである。ああ、気色わる〜〜。ママ、私どうしたらいいの、だって。わかっとるやろ、さっさとこの母親から逃げるんだよ、逃げなかったらつぶされる、と私はテレビ画面に向かって怒鳴る。(笑)私自身が自分の母親と葛藤を経験した。母と娘とは頭の痛い関係である。ドラマの中では、病的な母親自身が母親との葛藤を抱えていたと描かれる。そうだろうなあ。で、その病的な部分を、手作り人形が代弁する。人形に、自分の理想の娘を託すのである。私の場合は、母親が私の服を全部手縫いする、という部分にそれが現れていたような気がする。若いころ、ダウンジャケットがはやって、私は買いたかったけれど、母親は買わせてくれなかった。代わりに、綿入れのけったいなジャケットを作ってくれた。ほとんど着ることはなかったものだが、今、アメリカにもってきている。相変わらず着たいとは思わない。(悲)こういうドラマが作られるということは、葛藤している母娘は多いんだろうなあ。どこも同じ、である。がんばれ〜〜〜。一つ思うこと。人生はただ一回きり。なんで、親に遠慮せねばならぬ。好きなように生ききればいい。私の父親が言った、「二度と帰ってこないのがほんとの親孝行や」。長いこと、ひどいことを言われたと傷ついていたが、やっとこれが究極の愛情表現だったということがわかる年齢になった。(悲)私の知っている男性は、この言葉を母親から投げつけられて、アメリカにやってきた、と言っていた。二度と敷居をまたぐでないぞ、と。立派な母親である。子育てに、母親の度量が大きくものをいう。 ママ、私、どうしたらいいの、と病的な母親に尋ねる娘がおかしい、お前、あほか、とテレビに向かってイライラしている私もかなりおかしいなあ。。(笑)
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