〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2017/06/03(土) 日本のテレビ
このごろ、日本からのニュースを見ていて、自分が自然に目をそらすニューがあることに気がついた。大学生の就職活動のニュースである。まあ、がんばってちょ、とは思うけれど、青臭いコメントを聞いていると、胸が痛くなる。今が花だよな、って感じ。。(悲)生きていくのはほんとに大変で、夢をふくらませて入社して、で、いろいろ悩むこと多し。。もっとさかのぼれば、大学に入学したころがほんとの花かなあ。。日本に帰ると、資料を求めて、大学の図書館へ行くこともあるが、そこで見る若い大学生たちの姿。私も、こんな風に勉強してたら、もっと違う人生だったかもな、とか思うこともなきにしあらずだが、いやいや、ダメだっただろうな、と確信する。(笑)戦前の人が書いてる文章で、自由をもとめれば栄達なし、とあった。戦前も戦後も、そういう人間社会の本質は変わっていない。組織の論理は人間性を超える。だから私は、若い20代のとき、あんたは外にいなさい、と2度ほど言われた。高校の先生と官僚に、である。若いときから、私の身体からは、反組織のオーラがぷんぷん臭っていたに違いない。だから、いま、思う、ああ、これでよかったのだ、と。(笑) 朝の連続ドラマを見ていて、びっくりした。女の子の一人が言うのである、「でかいといわんといて、すらっとしていると言って。」と。ああ、金もうけのできない穴でもがいてきた人生だけど、私もなにかを貢献できたと信じたい。こういう言葉をドラマでたまに見聞きするようになって、私の本も何かの役に立っていると、勝手に信じよう。。(笑)別のドラマの中のもう一つの言葉ー孫娘とあんまり仲のよくなった祖母が言うのである、愛しているなんて言ったら、重荷になるだけ。。あの子には自由に生きてほしいの。 父親に言われた「二度ともどってこうへんのがほんまの親孝行や」という言葉と重なった。長いあいだ恨んでいた言葉だが、あれがやっとほんとの愛情の言葉だったと理解できるようになった。父は、私に、自由に生きてほしかったのである。親のことなど心配せずに、心配という言い訳で親など頼らずに、自由に自分の力で生きろ、と。私が同じ言葉を自分の娘に言えるか、となると、まだ疑問である。(悲)神戸の友達と話したことがある、戦中派の親はむずかしい、と。ほんまに。。かれらが生きた時代は「別れ」の覚悟を背負っていたからだと思う。「別れ」は必ず来る、が日常感覚だった時代。「愛している」なんて言葉が何の意味もなかった時代。浮ついた、その場限りの言葉を凌駕する生きることの現実ー今日、この瞬間を生きぬくしかない。その厳しさは若いときにはわからなかったなあ。。そういえば友達は、1歳の息子の手を見て、ああ、この手はチェロに向いている、と考えて、チェロを買ってあげたそうな。親ばかだね、と笑った。1歳の息子の手の形は必ず変わるだろう。親ばかも就職活動をしている若い大学生も同じ。。人生は蜜の味。。でも、世間には、「他人の不幸は蜜の味」をもろにみせつける小さな人間ーとりわけ競争社会の組織の中ではーがうようよいることを知り、他人をあてにできないことを知り、いや家族すらあてにすることは許されないことを知って、人生は姿を変えていく。大事に、大事に、ただ今日の一瞬を生きる。。。さあ、今日もがんばろう(笑)。。テレビで「でかいと言うな、すらりとしていると言え」という女の子が登場するようになって、私の人生も決して無駄ではなかったと信じて。。。(笑)


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