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2018/02/27(火)
感動!!
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きのう、ボランティアに行っている高齢者センターで感動することがあった。涙が出るぐらいうれしかった。アルツハイマーかなにか、とにかくもうほとんど意思疎通はできない。自分から話をすることはない。食べるのも、以前は人のものまで食べて、けんかになってたのに、最近は自分のものすら手をつけようとはしない。でも、椅子から立ってください、と言えば、立ってくれる。こちらの言うことはよくわかる。でも話は一切しない。たいてい黙って眠りこけている。 そんな人が、である。歌を歌ってくれたのである。それも音程は狂わず、パーフェクトである。you are my sunshine とか Hello Dolly とか、あともう一曲私の知らない曲。でも、歌詞を忘れているわけではなく、すごい!!!信じられなかった。回りのほかのクライアントも、静まりかえって聞いていた。みんな信じられなかったのである。ええ、なんでえ、すご〜〜〜〜い、と誰も英語では言わなかったが、みんなそんな顔つきをして聞いていた。歌い終わると、みんながわああと言って、拍手した。人間の脳はすごい。。いったいどうなってるのか知らないけれど、すごくうれしかった。じゃあ、これから毎週、リサイタルしようね、と言うとこっくりとうなづいてくれた。よかった!!! 迎えに来た旦那さんも、歌なんて聞いたことがない、というから、彼の前でも歌った。彼の目に涙が浮かんでいたか、は見えなかったけれど、うれしかったことと思う。一人歌が好きで、よく覚えているおばあちゃんがいて、その人のおかげである。みんなの頭が少しずつでも活性化されて、一分一秒でも、生きてることが楽しく思える瞬間が増えればいいと思って、私はピアノを弾く。他人事ではない。私にも、まもなくそういう時間が必ず来るのだから、今、一生懸命楽しまねば。。それにひきかえ、オリンピックとはなんぞや。やっと終わったそうで、これでまともなニュース番組になると期待したら、なんとなんと選手が帰ってきてからの記者会見やら、地元に戻って、どんなに歓迎されたかを、相変らずえんえんとやっている。あほ。。もう若い人たちの、同じような顔とおんなじような声と文句にはうんざりしている。このごろの選手は、ぺちゃぺちゃ、くだらぬ外交辞令ばっかり平気で並べるのお。。オリンピックに出て、メダルでもとろうか、という人たちは、そういうからだをもって生まれてきているのである。これでもか、これでもかと身体をいじめて、記録を塗り替えることに、性的にも近い快感を覚えているに違いないのである。快感がなかったら、どうやってそんな訓練に耐えられる???で、金メダルをとった、よかったね。で終わりである。もちろん、その直後からまた練習を始めるだろう。身体がそれを欲しているのである。そういう人たちのことを、なんで、こちらはこれでもか、これでもか、と見せられ、聞かせられねばならないのだろう。国会では、働き方改革とかいう、なにやらいつまでも残業させられるような法案が通ろうとしているとか。。スポーツ選手たちの快感よりも、もっと大事な考えねばならないことが山ほどあるだろうに、テレビはまるで、何も考えるな、金メダルを自分のこととして喜べ、喜ばぬ人間は国賊だ、みたいな感じに、同じ情報を流し続ける。うんざり、あっほ。。。(笑)それに比べて、高齢者センターでの感動は。。。今だけ、1回きりかもしれないから、この上もなく貴重である。だって、来週はもう歌ってもらえないかもしれないから。メディアにとりあげられることのない感動。。路傍の花こそ、ほんものの感動である。 金メダルをとれ、とプレッシャーをかけられるような身体能力をもって生まれた人には、まあ、お疲れさま、と一度声をかけるだけで十分である。そういえば、なんとかマラソンで、日本新記録を出した人には、1億円の報奨金が出たとか読んだ。報奨金って何のため、誰のためのもの?? 1億円のために、人は走るの??? スポーツってくだらんねええ。(笑)
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