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2018/05/17(木)
だんだん。。。(悲)
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サイジョウヒデキさんが亡くなったとのこと。いよいよだ。私の年齢である。63歳。自分と同じ世代の人がいよいよ世を去りはじめた。次は自分かもしれぬ。(悲)ニュースでは、サイジョウさんのYMCAは、世代を超えて愛されました、と何度も言った。はあ、アメリカはシカゴの老人センターでも愛されました。(笑)あの原曲はアメリカのものなのではないのか。スタッフがあの曲をかけたので、私がサイジョウさんの身振りをしたら、アメリカのじっちゃんもばっちゃんもすごく喜んだ。もちろん、フィリピン人のスタッフも。世界中で愛されました、と言ってちょ。。(笑)病気にかかったその後が気になっていた作家、ヘンミようさんのブログをのぞいてみた。まだお元気そうで、書き続けているのを知ってほっとした。今は、小説を書いているようで、50枚、80枚といった言葉が並んでいた。すごい。わたしもがんばらねば。(笑)ヘンミさん、ちょうど私より10歳上の73歳。神戸の古本屋で100円でヘンミさんの文庫本が売られていて、まだ読んだことがなかった本なので迷わず買って、今ちまちま読んでいる。私が反戦デモにワシントンにまで出かけていったイラク戦争のころの文章で、メディアの根腐れ、腐敗を痛烈に批判していた。私も一度は身をおいた権力世界だから、興味深い。今から10年以上も前に、日本のメディアの堕落をあそこまで見抜いていた人が、今のメディアを何と批判しているか興味があって、ブログをのぞいてみたのだ。帽子をかぶり、口をひんまげているサルだとか、肛門性交に急に興味が出てきた、国のトップのえて公だとか(この国のドアホとの親密さとやらをアピールすることしかできない、裸の王様のアホドを笑ってるんだろうというのが私の解釈―笑)、テレビに出てくる若い女のアナウンサーの高音のしゃべりが耳障りだとか、アナウンサーをねえちゃんと呼んでいるヘンミさんに笑いころげて同感、同感で、すっきりした。(笑)もうヘンミさんは、日本という国に見切りをつけたと思う。もう体制側に完全にとりこまれて、批判能力が完全に欠落して、戦前の大本営化した今のメディアに、もう何の関心もないと思う。自分の仕事は終わった、死ぬときが来たと考え、最後の小説を書いているのかも。そういう仕事ってあるよね。私も、今書いているシカゴ本を早く終えて、ここから出たいと考えるようになった。これが最後の仕事だろう。それだけに、納得のいくものにしたい。テレビをつければ、反則行為とやらをしているアメフト選手のビデオを繰り返して見せられる。なんで、選手の名前と顔が出ないのか。それがさっぱりわからぬ。日本では、アメリカ同様、18歳で大人なんだろ。出せばいいじゃないか。反則行為も1度ならまだしも、3回もやったんだって。ひどい話、選手だ。今度、日本へ帰ったら買って読まねばならぬと考えている本がある。「国体論」。日本から国体は消えなかったという論だそうで、これまた納得。天皇一家への関心は、日本人のセンチメンタリズムにぴったりで、結局ヘンミさん曰くの、日本には民主主義は、「主義」としては存在しなかった、センチメンタリズムが論理を蹴散らかす、と通底している。しょせん、戦前から日本人の心象はまったく変わっていないのである。 変わったのはただ一つ。もう1度日清戦争をやれば、今度は負けるだろう。もう日本は絶対に勝てない(笑)あああああ。。。これからどうするか。私は、自分の内面から国家を破砕する、というヘンミさんに追従だあ。。(笑)
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