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2020/12/05(土)
ひきこもり死
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コロナ検査の結果が送られてきた。陰性。はい、よかった。すべて予定通りに運ぶということか。病院の手術室に緊急手術が入らない限り。(確か配偶者の手術は、緊急手術で待ち時間が数時間伸びた。。)週末はもう何の予定もなし。ただただ月曜朝6時半、病院に向けて出発するための心の準備をするだけ。。そんな準備にぴったりの番組を見た。今、日本では「ひきこもり死」というのが増えてるそうな。80歳の親が50代のひきこもりの子供の世話をすることを「8050問題」というそうな。親がいなくなると、収入がなくなって、そのまま死に至る人が年間100人近くいるそうな。番組は、なぜ彼らが生きる意欲を失っていくのか、に焦点を当て、ほんとは彼らも生きたかった、「生きてるだけでいいんですよ」が言える社会にならねば、かれらとともに寄り添わねば、を結論としてもってきた。その通り。特に異論なし。想像するに、まじめ以上にまじめに生きてる人たち。親より先には死ねないと、親に頼る自分を情けなく思いながらも、親のためにと親に甘えて、親に養ってもらうことを長年是とする。でも親つまり自分を必要としてくれている人がいなくなってしまうと、お金と同時に、居場所、生きる意味をなくしてしまうということだろうか。必要なのは、親の枠を越えられる横ーつまり他人とのつながりか。そしてその生活を支えるお金ーつまり仕事。。コロナ禍で失職する人が増えて、ひきこもりが増えるのでは、と番組は警鐘を鳴らした。仕事ー私は自分すら自分で養えない人生を送ってしまった。仕事がないと、ひきこもる人の気持ちをとやかく言うことはできない。でも手術を前に思うのである、もし足が無事によくなったら、今度こそ元気いっぱいに道のごみ拾いをいっぱいやろうと。(笑)今はもう、足が悪くなりすぎて、道に出る元気すらなくなってしまったのが悲しい。確かに手術はいやだけど、もしかしてまたできるようになるかも、という希望で、手術の怖さに目をつぶれるような気がする。自分の中に引きこもるのではなく(手術の怖さに気持ちを集中するのではなく)、とにかく外へ、外へ、と自分を解き放つこと。世界は広い。世界にはいっぱいエネルギーが回っている。要は、そのエネルギーの片鱗を自分の手でつかむこと。。それさえできたら。。。自分でつかんだその新しいエネルギーが自分のこれから先を静かに導いていってくれるのではないのか。自分を養っていけるだけの仕事ができなかった自分も、病気の自分も、売れない本しか書けなかった自分の人生もすべてを受け止めてくれるはず。。生きてるだけでいいんですよ、その通り、生きてて、道のごみ拾いしてるだけでいいんですよ。ごみ拾いできたら、生きててよかったと思える自分の小ささがうれしい。(笑)月曜の麻酔の瞬間まで、残るはあと1日。。今この瞬間を見つめ抜く。。
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