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2020/06/21(日)
階段を下る
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3日前、足の調子がよかったと思う。それで、2日前、エクササイズの量を増やしたんだと思う。要するに、これまでは5回していたのを10回するとか。そしてら、きのう、体がぐちゃぐちゃになってしまった。要するに、足が痛くて、歩けなくなった。まるで、去年の秋からカイロに行く前みたいな状態に。。何これ。。。いったい何をしたんだろう、と情けなかった。このままよくなるかもしれない、と希望を抱いていたのに。。で、今日、無事にまた元に戻った。ほっとした。それで思い出したことがある。母が最初に入院したときに、医者が書いた絵である。右下がりの階段の絵である。つまり、コロナのような急性ではなく、慢性の病気のとき、人間の身体は階段を下りるように弱っていく。といって、階段は同じ高さ、長さではない。一段下りて、次はながあい平坦な線が続いて、また一段下りて、また平坦な線。でも、前ほど長くはないかもしれない。。そして、。。。このあと、医者は沈黙した。。同じことを自分の身体で経験したと思う。もう体を鍛えるという状況ではないのである。5回が簡単にできるようになったら、じゃあ10回にトライしましょう、というレベルではもはやないのである。いつか5回もできなくなるだろう、だからちょっとでも長いあいだ、5回が続けられるよう気長にやりましょう、というレベルなのである。(悲)5回ができるから、じゃあ10回に挑戦、体を鍛えようという欲は、まだ心のどこかに残っている若さへの欲だろう。もうほんとに若くない。。階段を下り始めているのである。めざすは、平坦な道をできるだけ長くすること。。そのためにていねいに生きること。このごろ筋肉は愚直と感じ始めた。突然の動きには対処できない。でも、ていねいにていねいに扱えば、ていねいに応えてくれるもの。そういえば、筋肉もりもりの体操の先生がテレビで言ってたよな、「筋肉は裏切らない」って。愚直だから裏切られることはないと思う。毎日毎日、決まった数だけのエクササイズをこなし、ていねいに愚直な筋肉ちゃんと生きよう。愚直さに感謝しながら。。今日は調子がよくてほんとにうれしい。ありがとね。(笑)
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