〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2021/05/01(土) 紅葉狩りの日
いよいよ5月が始まった。早いなあ。。窓の外に真っ赤なもみじが広がっている。のちぐらみのもみじだから、今が一番深紅の美しい葉となる。ぼおっとながめていると、ああ、自然がやっぱり一番幸せ感に近づけてくれるなあ、と思う。そのうち、生きているのがしんどくなる。やがて自らが物理的に自然と一体になるときが必ずやってくる。その時まで、自らの五感を磨き、自然を心からめで、そのエネルギーに感謝し、生きている幸せを感じていたいと思う。自由に動けない今、松本清張の対談集を読んだ。ほかの作家との対談だが、読んで、自分の人生に納得したような気がする。松本清張のような大作家でも、やっぱり小説を書くのは勉強の連続、かつ何かと苦しい思いをし、そして「作家は一人旅をせねばならない」という言葉があった。ここだけは、実に納得(笑)若い頃は一人旅ばっかりしていたぞ。といって、一人旅が好きな人間みんなが作家になるわけでなし。。と、自分を戒める。(笑)松本清張をもっと読んでみようと思う。テレビで、ひさしぶりに林まり*を見た。昔のようながつがつしたところが消えて、どこか丸くなっているような気がした。年をとったのだろう。私のことも、いつか誰かそう言ってくれるかも。。(笑)彼女も小説を書くときは、資料をずいぶん購入し、取材に行くとか。私が、図書館で100年前の赤茶けた紙を触っているようなもの??(笑)彼女もはっきり言った、私はまだまだですよ、何も仕事をしていないようなもの、ミリオンセラーは出してないし、後に残るようなものは書いてないし。。。あれだけの人気作家でもそう考えるんだ、ほんとに力のある人なのだろう。そうそう松本清張の本で学んだことー芥川賞は作品に与えられるから、それっきりで消えてもいいけれど、直木賞は作家に与えられるから、つぶされないようにずっと勉強をつづけ、書き続けていかねばならないんだって。。ふ〜〜〜ん、と賞とは縁のない、無名のライターが感心する。(笑)振り返れば、もう50年近く書き続けてきた。何かなければ、やっぱり50年は書き続けられないのでは。と自問。そうだ、と自答し、自らを奮いたたせる。書くぞ、私にしか書けないものを書くぞ。。。とエネルギーのかすかな渦を胸に感じながら、金属の入った股関節をアイスで冷やして、窓の外の美しい深紅に幸せを感じて、目をとじたくなる春の1日。イリノイの過酷な冬を耐えて、今年も戻ってきてくれてありがとう。


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