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2021/07/07(水)
ニューポートにて
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ロードアイランド州ニューポートで、日本に開国を迫ったペリー提督のお墓を訪ねた。墓所は大きかったが、彼自身の墓はかわいかった。なぜか。奥さんの家が金持ちだったから。(笑)で、ペリーの小さな墓石を2回蹴っ飛ばしてやった。ははは。(笑)あんたがさ、日本を開国しなかったら、今ごろ日本はどんな感じになっているかなあ。。想像するだけで楽しい。(笑)実は、それ以上に、想像していたのが、この同じ墓を1909年ごろに訪ねた渋沢栄一の気持ちである。なにやら雨が降っていたのか、花をたむけながら、渋沢は歌を詠んだ。確か原文は漢詩だったはず。意味わからず。。(笑)で、それを訳した日本文を読んだことがあるが、渋沢はここでペリーへの感謝の気持ちから涙を流したらしいのである。それが私には理解できず、その気持ちを墓地で一生懸命想像した。徳川幕府の終わり、攘夷論と戦った渋沢と、敗戦のくやしさを親の背中から胸いっぱい吸い込んで育った私とは、何か理解しあえるものがあるのか。なさそうだなあ。。(笑)だいたいアメリカに感謝、の気持ちはさっぱりなし。こんちくしょうの塊である。(笑)金持ちの墓所だから、戦後亡くなった人たちの墓も集まっていた。渋沢が見ただろう1909年当時の墓所の様子を想像する。たぶん墓所のセンターにある奥さんの墓とその後ろにある奥さんの実家のお父さんの墓などがあったのではないか。ふ〜〜〜んと感心しながら、いい奥さんもらってよかったね、とペリーの墓石を蹴ってやった。渋沢さんに怒られてもいいよ。あなたですよね、日本は東洋のヤンキーになる、とアメリカ人に向かって言ったのは。 アメリカ人のパターナリズムをくすぐるそのぐらいがちょうどよかったんですよ。あれから、日本はアメリカと戦争し敗戦、アメリカ人のパターナリズムはもう言うに及ばぬレベルとなりました。くそっ、何が東洋のヤンキーやねん、あほくさ、誰がなるか。渋沢さん、あなたに私の気持ちがわかりますか(笑)
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