〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2022/11/21(月) 宇宙
やっと気温が少し上がったので、ゴミ拾いにも出られるようになった。バラやパンジーの花が咲いていて、隣のおじさんと花談義してから、こっちに戻れば、なんと雪が降っているではないか。気温も氷点下ー華氏で20度。これは真冬の温度だよ、で、がっくりもいいところ。それでも時差ボケは、心配したほどきつくなく、シカゴまで運転できそうな感じなので、明日からボランティア再開の予定。日本ではテレビが見られなかった。ドラマが何もなく、くだらぬバラエティか食べ物の話ばっかり。誰に聞いても、テレビは面白くない、と言う。で、こちらに帰ってきてからは、録画しておいたドラマなど、ドラマ三昧。ほっとする。(笑)それで、さっき見たドラマの中の言葉を記しておこう。間違っていると思うから。ある病院ドラマで、主人公の友達が自殺をはかった。病院にいる友人に、主人公が、自分の母親(大竹しのぶ)から聞いた言葉を告げるのであるーお前の命はお前のものだから。何これ。。そんなことを言ったら、自殺するのもお前の勝手、ということになるではないか。そのあとの台詞をちゃんと覚えていないが、納得できるような言葉で続けられてはいなかったと思う。「お前の命はお前のものだから」とんでもないーお前の命は宇宙のエネルギーの一部であり、自分で処理できるものではない。それは宇宙に対する冒とくである。宇宙のエネルギーは、1000年生きた屋久島の縄文杉も、日常生活でうろうろしている野良猫も、みんなで共有しているものである。自分はその中で生かされているだけ、自分は大きなエネルギーの中の、ほんの小さな一滴。でも、生まれてきた理由が必ずあるのである。全体の中のほんの小さなひとしずくでも、存在理由がある。それは、誰にもコントロールできるものではない。ドラマの中で、その若者は、疲れたから、と自殺の理由を話した。疲れたなら、ただ休めばいいではないか。現実のニュースでは、また中学生が容姿をからかわれたからと、自殺したという。なぜ、死を選ぶ? 選べると考える? 自己を全体ー宇宙のエネルギーーの中において考えるという、自己他者化の眼を学んでいないからだと思う。なんでも自分が解決できる、自分が解決せねばならぬと考える稚拙さ。人生も最終盤にさしかかって、今はっきりと思うことー私の人生なんて大したものではなかったけれど、それでも大きな宇宙のエネルギーに守られて、ここまで来ることができたと思う。ただただ感謝。人間なんてしょせん大したことない、小さく汚い醜いものだとなぜ教えない。。汚い醜い人間にからかわれたからと、なぜ自分が死ー宇宙のエネルギーから自らを切り離す暴力ーを選ばねばならぬ。自分をもっとおおきなエネルギーの手のひらにおいてみろー世界はもっと大きく、広く、美しい。ドラマの脚本家に抗議だあ(笑)ーお前の命はお前だけのものではない。世界ー宇宙のエネルギーは、どんなに小さく見える人間だろうとお前を必要としている、だからこそお前をこの世界に送りだした。自分を守ってくれているエネルギー、自分を必要としているエネルギーに自分の身をまかせるのだ。 勲章じじいやら、今度は97歳で車を運転していたじじい(この人も表彰されるような人間だったらしい)やら、人生の最後を殺人で締めくくった人間たちは、自分たちを生かしてくれている宇宙のエネルギーなんて信じられないだろうなあ、せこい、醜い人間の典型だろう。なんでも自分はできると考える小さな器。97歳という人間の位置を、大きな宇宙の全体から推し量ろうとはしなかった傲慢さこそ人間の醜さである。謙虚であれ、どこまでも。大きな宇宙の中の一滴として、自分にできることをやりきるのみ。どんなに小さな生でも、生きる意味が与えられているー学校で教えるべきはその一点だと思う。 


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