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2022/07/17(日)
雑感
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まだ7月の半ばなのに、秋近しの感覚が続く。暑いのは嫌いだから、気候的にはこのくらいが一番いいのだが、なあんか変な感じ。。週があけて、また1月6日の公聴会があるだろう。楽しみ、楽しみ。(笑)公聴会のことで一つ書いておけねば、と思っていることがある。前回の公聴会で登場した弁護士の一人に、アジア系女性がいた。名前は英語の名前だったから、結婚した配偶者の名前だろう。ベトナム系の彼女が、ステートメントの中で、こう言ったのである。「こんなひどいことが起きても、それでもアメリカは世界一すばらしい国だ、と私は知っている」と。わあああああ、これがベトナム戦争を経験した人の気持ちなんだ。同じことを、デカブ郡のClerkに立候補している、これまたベトナム系の候補者から聞いたからである。彼女たちは、1975年のサイゴン陥落と同時に、ベトナムから脱出した人たちではない。彼女たちは若すぎる。しかし、家族の中にベトナム難民の人がいるのではないか。家族の中で、ベトナム脱出の話が伝えられているのではないか。だから、ドアホみたいな奴が選挙結果は嘘っぱちだ、とごねまくるような、みっともないことをえんえんとやり、それを手を叩いて喜ぶアホがごろごろいるというアメリカの惨状を目の前にしても、それでもまだ、アメリカは世界一、と言えるのである。というか、言えなかったら、議員にはなれない。それにひきかえ日本人は。。アメリカは世界一の国、と今だに賛美できるのか。確かに、やくざのバーノンに取材を申し込み、取材が許された唯一の日本のメディアと自賛してみたり、ドアホの前妻が死んだだの、ドアホが2024年の大統領選に出馬する、みたいなニュースを喜んで流す、日本のアホ大手メディアなら、ドアホにもう一度大統領になってくれ、アメリカは世界一、ぐらいに考えているのかもしれぬ。それでもなあ、良識とまではいかずとも、常識があれば、アメリカが堕ちたことは誰の眼にも明らかである。ベトナム戦争を経験したベトナム人のアメリカ観は、日本人のそれとはまったく異なるものだ。で、じゃあ、アメリカに負けた日本人のアメリカ観は? 日本が経験した高度成長期を成し遂げたのは、アメリカに負けたことを、くそっ、覚えとけ、何が何でもやり返してやる、と思った、戦争を経験した親の世代が実現させたものだ。あれから20年、で、今は? 何と言う? ベトナム系の女性たちみたいに、それでもアメリカは世界一、と言うのか? それとも? 私自身への問いでもある。アメリカは嫌い、とはっきり言ってもどこか留保がついているような気はするし、それでも、大好きなあんてとんでもない、という微妙な気持ち。。あああああ、なんとかしなくちゃ居心地悪いなあ。。(悲笑)
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