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2023/10/30(月)
名義
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名義なんて、紙上の名前にすぎないはずなのに、やっぱり名義は名義だけのことはある。(悲怒)法務局の仕事が無事に終わって、家の名義が母親から移転された。それ以降、この家に対する気持ちが微妙に変わったのが感じられる。これまでは、母親の家の世話をしに行くんだ、と、どこか言い訳がましい気持ちがあった。名義が変わったとなると、なにやら大きな責任を背負ったようで、気分が重くなった。名義人はもういないのだから、相続した人間の背負っているものは同じなのに、名義ゆえの重たさがある。いややなあ。。変えなかったほうがよかったみたい。「この家は私の家」と考えると、この家が大嫌いだった若いときの気持ちの記憶がよみがえるのである。なあんで帰ってこなあかんの、みたいな気持ちになりそうである。あああ、うっとうしい。 庭の植木が大嫌いな隣のおばあさんを言い訳にして戻ってくるしかないなあ。伸びた枝を切る、を帰ってくる理由にするしかない。(笑)でも発想を変えれば、家が大嫌いだったこと、この家をなんとかして出たかった昔を思い出すことで、数年後この家をつぶすことも簡単にできるようになるかもしれない。すべて、起こるべくして起こっているのだ、と信じて、アメリカに戻る。
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