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2023/12/17(日)
レコード
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先週だったか、シカゴの高齢者センターへ行くと、古いLPレコードが椅子の上においてあった。自由にもっていってくださいとのこと。誰だか知らないけれど、その人も家の片づけをしているのである。最初のレコードを見てびっくりした。パトリックファミリーとある。おおお、なんと懐かしい。。金髪のパトリック君の顔が大きく出ていて、にこにこ笑っている。あれは1960年代か。どうやら同じような年齢の人らしい。(笑)ぱらぱら見ていると、何とバーブラ・ストライサンドの若いときのレコードが何枚もあった。わあああああ。迷うことなく、もらってきた。それ以来、毎日、午後の仕事の最後のほうは、レコードを聴きながら仕事をする。針をあげて、おろして、と懐かしい手順である。やっぱり昔がいいなああ。(笑)さすが、である。あのパワフルな声を聞くと、元気が出る。どうやら、大きな一章が抜けたらしい。うれしい、ほっとである。きのう、宮崎駿監督の「プロフェッショナル」を見た。めんどくさ、めんどくさ、と言いながら仕事をしている監督の姿に笑ってしまった。レベルの差は違いすぎるけど、仕事をする人間の気持ちは同じである。めんどくさ、めんどくさ、と思いながら、毎日コンピュータに向かっている。題材が大きいほど資料も山ほど出てくるから、めんどくさ、めんどくさ、である。でも飛ばすわけにはいかない。資料は全部アメリカ人が書いているわけだから、日本人の視点で、アメリカ人の書いたものに新しい視点を追加するのである。めんどくさ、めんどくさ、でもアメリカ人には書けないものを書く、という気持ちには変わりがない。ああ、めんどくさ、めんどくさ。。著名な監督と同じように、めんどくさ、めんどくさ、と思いながら、仕事をするのはけっこう楽しい。。ああ、めんどくさ、めんどくさ。。何のためにこんなことをしているの、と思う気持ちも同じ。。めんどくさ、めんどくさ。。(笑)
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