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2024/01/10(水)
やっと
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片手生活にも、だいぶ慣れてきた。2日前、やっと専門医に会えて、またレントゲンをとられて(救急では何度もCTをとられた)とにかく、このままおとなしくしているしかないという結論。手術も今のままいけば必要なしとのこと。肩に近いせいか、石膏?で固めることすらしない。首から手をつっているだけである。なんやねん、これ。これまでの人生で一番ひどい骨折で、今までは足の甲の小さい骨を2回折り、手首が1度、これで4回目である。これまでのは、骨折の常道として、6−7週間ぐらいで直ってきたのに、今回のは3ケ月から6ケ月と言われて、それだけがショック。手首をやったときは、医者がびっくりするような直りを見せたので、今回も奇跡を願って、来月には運転できるようになることをめざす。(笑)何しか右の肘から下はどうってことないんだから、患部を固定すれば右腕はかなり動かせられるはずなのである。ところが、人間の身体は、元気なのに、腕をつるために肘をずっと直角にまげてるもんだから、右肘に力がなくなって、折れた骨ではなく、肘がリハビリを必要とするのである。なんやねん、これ。あああああ。でもそれほどの焦りが感じられないのも、年をとったせいか。それとも、エジプトのミイラにまだあてられているせいか。けっこう冷静である。(笑)日本からのニュースをみていると、被災地の人達の嘆き、なんで元旦に、という悔しさも、なんでエジプトから帰ってきた翌日に、という悔しさも、歴史的建造物だったろう大きな屋敷を線香で全焼させてしまった田中さんの嘆きも、みんな同じ―人間には制御出きない何かで、我々は生かされている。ツタンカーメンさんのミイラに尋ねたのである、これがあなたが望んだ死後の世界ですかと。世界中から来た観光客のさらしものになって、あなたの死後の世界の準備のために、いったいどれだけの人間が一生働き続けて、ウン千年かけてあれだけの彫刻を墓所に、石棺に彫り込み、王の死後の幸せのために自分の生を捧げたのに、セルフィ―とかなんとか、5000年前の世界に自分が来た証拠だけを残そうと必死になる現代人間たちのエゴの大きさと醜さまみれになってさ。幸せですか。でも、王たちの墓は見てよかったとつくづく思う。自分はたまらなくたまらなく、蟻のおしっこより小さい、それで幸せである。
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