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2024/01/20(土)
クリスチャンディオール
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のバッグが出てきた。今から50年前、神戸にあった輸入雑貨屋で、確か9000円で買ったものである。理由はともかくも、母親にとりあげられて、ほとんど使わなかったものだ。母親が捨てたと思っていたら、なんと遺品整理で出てきた。今さらそんなものをもって、出かけるところもないから、娘に渡すことにした。娘は、Dを使ったロゴを見ても、ディオールの名前は出てこなかった。もう古いんだろうなあ、と時代の流れをつくづく感じた。それでも若い人はネットで調べることだけはするようで、すぐに電話がかかってきた。送るのに、1000ドルの保険をかけろ、と言う。はあ、なんで。。お母さん、知ってるの、今あれ、2600ドルで売ってるよ。はあ?それがいろいろ値段が下がって、800ドルはする。。はあああ? せっかくだから、近所のスーパーに行くにも使え、と言われた。はああああ?右腕吊ってるのに、ディオールもへちまもないよ、で電話を切った。(笑)50年前のディオール、若く、何も知らなかった時代ー懐かしく、もどりたいような変な気持ち。。あの店も震災の前にすでになくなっていたような。なあんで60代最後の年を迎えるのに、こういうことになったか。なあんか神様のメッセージがあるような。自分の身の上にふりかかることは、すべて素直に受け入れよ、かも。死への準備のような気がする。(悲)いやというほど死を考えたのがエジプトだった。だって、王の死後の準備のために、人は生まれ、生きて、働いた世界なんだから。
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